【問題141】 無意識に欲求を意識から除外する防衛機制について、正しいのはどれか。
1 抑圧
2 合理化
3 反動形成
4 同一視(同一化)
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・正解 1
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・正解 1
1 抑圧 =無意識に欲求を意識から除外
2 合理化 =受け入れ難い現実を正当化する
3 反動形成 =ストレスを受けている方向とは逆方向の行動や態度をとる
4 同一視(同一化)=他者に自分を重ね合わせて自己評価を高める
【問題142】 フロイトの理論について、正しいのはどれか。
1 エス(イド)は、周囲の状況に応じて行動をとる。
2 自我は、道徳的な側面である。
3 超自我は、本能的欲求の部分である。
4 リビドーは、性的(性)エネルギーである。
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・正解 4
1 エス(イド)は、本能的な欲求や生理的衝動のことである。
2 自我は、エスをコントロールしようとする機関である。
3 超自我は、社会で生きていくために必要な価値観のようなものである。
4 リビドーは、性的(性)エネルギーである。
※フロイト=オーストリアの心理学者・精神科医
【問題143】 発達障害について、誤っているのはどれか。
1 注意欠陥・多動性障害
2 強迫性障害
3 学習障害
4 自閉症スペクトラム障害
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・正解 2
1 注意欠陥・多動性障害 =ADHD 不注意と多動・衝動性を特徴とする
2 強迫性障害 =強い不安やこだわりにより日常生活に支障が出る病気
3 学習障害 =読む・書く・計算するなどの特定の領域だけが極端に苦手
4 自閉症スペクトラム障害=対人関係が苦手、強いこだわりがあるという特徴
※発達障害=生まれながらにしてもつ脳機能の発達に関連して起こる障害
【問題144】 認知症性疾患について、誤っているのはどれか。
1 アルツハイマー病
2 ガンザー(ガンサー)症候群
3 クロイツフェルト-ヤコブ病
4 ピック病
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・正解 2
1 アルツハイマー病 =記憶・思考・行動に障害が起こる病気
2 ガンザー(ガンサー)症候群=刑務所などで自由を奪われたストレスで受け答えが乏しくなってしまう
3 クロイツフェルト-ヤコブ病 =神経難病の一つ
4 ピック病=若年性認知症の一つ
【問題145】 子どもがひとり立ちした親が、さびしさ・むなしさを感じ、うつ状態に陥ることについて、正 しいのはどれか。
1 空の巣症候群
2 燃え尽き症候群(バーンアウト)
3 ピーターパン症候群
4 キッチンドリンカー
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・正解 1
1 空の巣症候群 =一種の喪失体験
2 燃え尽き症候群(バーンアウト)=熱心に仕事をしていた人が突然意欲を失ってしまう
3 ピーターパン症候群 =成人になっても子どものような精神的・感情的特性を保持する人々
4 キッチンドリンカー =主婦の飲酒常習者でアルコール依存症になった人
【問題146】 抗精神病薬による副作用のうち、筋硬直(筋強直)、高熱、頻脈が見られるものについて、正 しいのはどれか。
1 アカシジア
2 パーキンソン症候群
3 遅発性ジスキネジア
4 悪性症候群
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・正解 4
1 アカシジア =静座不能症
2 パーキンソン症候群 =パーキンソン病とよく似た運動障害症状
3 遅発性ジスキネジア =抗精神病薬を服用している人の体の一部が勝手に動いてしまうこと
4 悪性症候群=抗精神病薬などの使用に伴い、まれに起こる重篤な副作用
【問題147】 精神疾患に伴う症状への看護について、適切でないのはどれか。
1 拒絶状態でも、服薬の必要性について説明する。
2 抑うつ状態の回復期には、自殺の可能性に注意する。
3 けいれん発作時には、外傷を防ぐため患者の上下肢を強く押さえる。
4 躁状態では、逸脱した行動をおこす可能性を考慮する。
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・正解 3
【問題148】 幻覚・妄想状態のある患者への看護について、適切なのはどれか。
1 妄想は、他者の説得により容易に訂正できる。
2 集団の中で過ごすように伝える。
3 看護者は、幻覚・妄想が落ち着くまで言葉をかけない。
4 身体に変化や異常がないかを観察する。
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・正解 4
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・正解 4
※幻覚=実際にはない刺激を知覚すること
妄想=非現実的なことを信じ込んでしまうこと
【問題149】 不安状態にある患者への看護について、適切でないのはどれか。
1 不安を表す反応を観察する。
2 不安な感情をくみ取る。
3 患者の不安な思いを代弁する。
4 不安の程度は、軽度・中度・強度の3段階で評価する。
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・正解 4
1 不安を表す反応を観察する。
2 不安な感情をくみ取る。
3 患者の不安な思いを代弁する。
4 不安の程度は、非常に高い・高い・普通・低い・非常に低いの5段階で評価する。
※不安=対象や根拠がはっきりしないままに漠然とした恐れを抱くこと
【問題150】 アルコール依存について、正しいのはどれか。
1 自助グループへの参加が、回復の力となる。
2 抗酒薬は、離脱症状を軽減させる作用がある。
3 認知症を合併することはない。
4 アルコール離脱症状として、振戦せん妄はおこらない。
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・正解 1
※アルコール依存=お酒がないといられなくなる状態
自助グループ=同じ問題を抱える人たちが集まり、相互理解や支援をし合うグループ
抗酒薬=アルコールと共に飲むと吐き気・頭痛などの症状を起こす薬
振戦せん妄=アルコール離脱症状 不安発作・錯乱など
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!
「あなた様のご健康・学業成就・ご活躍を祈念しています!」