<平成29年度A日程 准看護師試験 第61問~第70問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月16日 | 准看合格法
問題 61  与薬について、正しいものを一つ選べ。 


1 与薬の確認は、3 つのRで行う。 

2 薬剤の確認は、最低 3 回行う。 

3 与薬するすべての患者の薬剤を一つのトレイに準備する。 

4 食間薬は、食後1時間程度経過した後に服用するよう説明する。






















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1 与薬の確認は、6 つのRで行う。 

2 薬剤の確認は、最低 3 回行う。※投薬ミスを防ぐため 

 1患者1トレイで薬剤を準備する。 

4 食間薬は、食後2時間程度経過した後に服用するよう説明する。


※与薬原則の6つのR=Right(正しい)患者・薬剤・用量・方法・時間・目的


























問題 62  坐薬の挿入について、正しいものを一つ選べ。 


1 坐薬は、肛門括約筋の内側まで挿入する。 

2 坐薬は、潤滑油をつけないで挿入する。 

3 挿入時は、口を閉じて腹部に力を入れるように伝える。 

4 挿入後、すぐに排便を促す。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 1


1 坐薬は、肛門括約筋の内側まで挿入する。 

2 坐薬は、潤滑油をつけて挿入する。 

3 挿入時は、呼吸を促し、腹圧がかからないようにする。 

4 挿入前、排便を促す。 



























問題 63  点眼について、正しいものを一つ選べ。 


1 体位は、座位または仰臥位とする。 

2 点眼時には、まっすぐ前を見るように説明する。 

3 点眼後は、3~4 回のまばたきを促す。 

4 点眼後は、目じりを軽く押さえる。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 1


1 体位は、座位または仰臥位とする。 

2 点眼時には、頭を後方に向け天井を見つめる。 

3 点眼後は、まばたきをしない。 

4 点眼後は、目頭を軽く押さえる。


※点眼=目薬(点眼薬)を直接目に滴下して、目の病気の治療やかゆみなどを和らげる






















問題 64  皮下注射について、正しいものを一つ選べ。 


1 刺入部の皮膚を伸展させる。 

2 皮膚面に対して 45~60 度の角度で注射針を刺入する。 

3 注射針の刺入はゆっくり行う。 

4 刺入部から末梢にかけて、しびれ感が生じた場合は直ちに針を抜く。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 刺入部の皮膚を少しつまみあげて行う。 

2 皮膚面に対して 10~30 度の角度で注射針を刺入する。 

3 注射針の刺入はすばやく行う。※刺入時の痛みを最小限にするため 

4 刺入部から末梢にかけて、しびれ感が生じた場合は直ちに針を抜く。


※皮下注射=皮膚と筋肉の層の間にある脂肪組織に薬剤を注入する注射

 皮膚の伸展=注射や採血などの際に皮膚を縦や横に伸ばすこと































問題 65  真空採血管による採血について、正しいものを一つ選べ。 


1 採血ホルダーと採血針と採血管を接続し、静脈穿刺する。 

2 抗凝固薬が入っている採血管は、上下によく振って混和する。 

3 採血終了後は駆血帯を外したあと、採血管をホルダーから外す。 

4 採血針とホルダーは専用廃棄容器に捨てる。 




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 4


1 採血ホルダーと採血針を接続し静脈穿刺し、採血管を接続する。 

2 抗凝固薬が入っている採血管は、上下を逆にしながら混ぜる(転倒混和)。 

3 採血終了後は、採血管をホルダーから外したあと、駆血帯を外す。 

4 採血針とホルダーは専用廃棄容器に捨てる。 
























問題 66  腰椎穿刺について、誤っているものを一つ選べ。 


1 腰椎間からクモ膜下腔に穿刺する。 

2 ヤコビー線と背柱の交点を目安として穿刺する。 

3 穿刺後は頭部を挙上した安楽な体位にする。 

4 穿刺後 24 時間は安静とする。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 3


1 腰椎間からクモ膜下腔に穿刺する。 

2 ヤコビー線と背柱の交点を目安として穿刺する。 

3 穿刺後は頭部を腰の高さと水平にする仰臥位で安静にする。 

4 穿刺後 24 時間は安静とする。


※腰椎穿刺=背中から針を刺して脳脊髄液を採取する検査や治療 くも膜下出血などの診断

 ヤコビー線=左右の腸骨稜の先端を結んだ線























問題 67  慢性疾患の特徴について、正しいものを一つ選べ。 


1 病状がコントロールされ、病状や症状が落ち着いている時期を寛解期という。 

2 急激に発症することが多いが、早期に治療すれば完治する。 

3 がんは、どのような病状でも慢性疾患には含まれない。 

4 喫煙は慢性疾患の発症に関与しない。




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 1

 
1 病状がコントロールされ、病状や症状が落ち着いている時期を寛解期という。

2 急激に発症することが多いが、早期に治療すれば完治するのは慢性疾患とはいえない

3 がんは、慢性疾患に含まれる

4 喫煙は慢性疾患の発症に関与する


※慢性疾患=急性疾患に比べて症状が急激・重篤ではなく、長期間の経過をたどる疾患の総称





























問題 68  全身麻酔中の合併症について、誤っているものを一つ選べ。 


1 気道閉塞(気道狭窄) 

2 呼吸促進 

3 低酸素血症 

4 不整脈 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 2


1 気道閉塞(気道狭窄) 

呼吸抑制=生命維持に必要な呼吸ガス交換が十分に行われていない状態

3 低酸素血症 

4 不整脈 




























問題 69  薬物療法について、正しいものを一つ選べ。 


1 薬物の代謝は肝臓で行われ、他の臓器は関与しない。 

2 薬物は吸収、分布、代謝及び排泄という経路をたどる。 

3 薬物は飲食物との相互作用で、作用が増強または減弱することはない。 

4 副作用の出現に年齢は影響しない。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 2


1 薬物の代謝は主に肝臓で行われる。 

2 薬物は吸収、分布、代謝及び排泄という経路をたどる。 

3 薬物は飲食物との相互作用で、作用が増強または減弱する。 

4 副作用の出現に年齢は影響する。 


※薬物の代謝=体内で起こる薬の化学変化のこと
























問題 70  輸液療法を受ける患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 浸透圧の高い輸液剤は、末梢静脈から投与する。 

2 発疹などのアレルギー症状に注意する。 

3 点滴の滴下速度は体動により変化することはない。 

4 輸液ラインやカテーテルの長さは、動きを妨げないようにできるだけ短くする。 
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 2


1 浸透圧の高い輸液剤は、中心静脈から投与する。※浸透圧の高い輸液剤を末梢静脈から投与すると静脈炎や血管痛を引き起こす可能性がある 

2 発疹などのアレルギー症状に注意する。 

3 点滴の滴下速度は体動により変化することがある。 

4 輸液ラインやカテーテルの長さは、挿入する部位や目的、患者の体格や血管の走行などにより異なる。 


※輸液療法=点滴や皮下注射などにより、水や電解質、栄養素などを体内に投与する療法


 



















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!



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