<平成29年度A日程 准看護師試験 第41問~第50問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月06日 | 准看合格法
問題 41  患者とのコミュニケーションについて、誤っているものを一つ選べ。 


1 患者の言葉に耳を傾けることで、看護者が患者に関心をもっていることを伝える ことができる。 

2 患者と話すときは適切な空間距離をとる。 

3 話がまとまらない場合は、内容を要約して確認する。 

4 アイコンタクトでメッセージを送ることはできない。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 患者の言葉に耳を傾けることで、看護者が患者に関心をもっていることを伝える ことができる。 

2 患者と話すときは適切な空間距離をとる。 

3 話がまとまらない場合は、内容を要約して確認する。 

4 アイコンタクトでメッセージを送ることができる
 

※アイコンタクト=話をする際に相手の顔を見つめること























問題 42  看護過程について、正しいものを一つ選べ。 


1 問題解決アプローチでは、患者の個別性は考慮されない。 

2 看護診断にはNANDAインターナショナルによる定義と分類を参考にする ことができる。 

3 看護計画における目標には期限を設けない。 

4 評価は患者の退院が決定したときのみ行う。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 2


1 問題解決アプローチでは、患者の個別性は考慮される。 

2 看護診断にはNANDAインターナショナルによる定義と分類を参考にする ことができる。 

3 看護計画における目標には期限を設ける。 

4 評価は目標・成果・成果指標の達成期日として設定した日のほか、看護介入を実施するたびに行うことが望ましい
 

※看護過程=看護師が患者に対して看護を行う際に使用する問題解決法 アセスメント・看護診断・看護計画・看護の実施・評価の5つから構成されている

 NANDAインターナショナル=看護診断用語の標準化や体系化に取り組む国際的な学術団体






















問題 43  POS(問題指向型システム)の記録について、誤っているものを一つ選べ。 


1 経過記録をSOAPに従って記録する。 

2 S(subjective data)は患者の訴えなどの主観的データである。 

3 O(objective data)は測定値など観察で得られた客観的データである。 

4 A(assessment)は看護計画の立案である。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 4


1 経過記録をSOAPに従って記録する。

2 S(subjective data)は患者の訴えなどの主観的データである。

3 O(objective data)は測定値など観察で得られた客観的データである。

4 A(assessment)はSとOを踏まえたうえで、看護師が分析・解釈した総合的な評価である。


※P(Plan)=看護計画の立案






















問題 44  患者誤認防止について、誤っているものを一つ選べ。 


1 意識の清明な患者には、本人に氏名を名乗ってもらう。 

2 意識障害のある患者は、ベッドの名札で確認する。 

3 入院患者にネームバンド(患者識別バンド)をつけてもらう。 

4 外来では、呼び出した後に対面で氏名を確認する。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1 意識の清明な患者には、本人に氏名を名乗ってもらう。 

2 意識障害のある患者は、ネームバンドで確認する。※ベッドの名札による確認は確実とはいえない 

3 入院患者にネームバンド(患者識別バンド)をつけてもらう。 

4 外来では、呼び出した後に対面で氏名を確認する。

























問題 45  身体抑制について、誤っているものを一つ選べ。 


1 抑制は、一時的なものとし必要最小限の時間にとどめる。 

2 抑制帯、拘束衣及びミトンなどは拘束用具である。 

3 患者が自分で降りることができないようにベッド柵(サイドレール)で囲むのは、 抑制にはならない。 

4 抑制帯を使用する際は、血行障害や摩擦による損傷を観察する。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 3


1 抑制は、一時的なものとし必要最小限の時間にとどめる。 

2 抑制帯、拘束衣及びミトンなどは拘束用具である。 

3 患者が自分で降りることができないようにベッド柵(サイドレール)で囲むのは、 抑制になる。 

4 抑制帯を使用する際は、血行障害や摩擦による損傷を観察する。


※身体抑制の3原則=切迫性・非代替性・一時性






















問題 46  腹囲測定について、誤っているものを一つ選べ。 


1 目的の一つにメタボリックシンドロームの診断(判定)がある。 

2 仰臥位の場合、身体を軸として臍の位置で垂直となるように測定する。 

3 最大腹囲の経過観察を行う場合、臍からの測定距離を決めておく。 

4 目盛は吸気の終わりに読む。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 4


1 目的の一つにメタボリックシンドロームの診断(判定)がある。 

2 仰臥位の場合、身体を軸として臍の位置で垂直となるように測定する。 

3 最大腹囲の経過観察を行う場合、臍からの測定距離を決めておく。 

4 目盛は呼気の終わりに読む。 


※メタボリックシンドローム=糖尿病をはじめとする生活習慣病の前段階の状態





















問題 47  臥床患者のシーツ交換について、正しいものを一つ選べ。 


1 患者の掛物を全部外してから、シーツ交換を始める。 

2 使用していた敷シーツは、外側に折りたたみながらまとめる。 

3 粘着ローラーによるベッド上の清掃は、頭側から足もと側に向かって行う。 

4 取り除いたシーツは床に置く。













 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 3

 
1 患者の掛物を全部外してから、シーツ交換を始めるわけではない。 

2 使用していた敷シーツは、内側に折りたたみながらまとめる。 

3 粘着ローラーによるベッド上の清掃は、頭側から足もと側に向かって行う。 

4 取り除いたシーツは床に置くのは避ける(ワゴンの下段などに置く)


※臥床患者=床上での安静を指示されている患者

 類似問題=正看第97回 午前63問























問題 48  食事の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 病院食は治療食と検査食の 2 種類に分けられる。 

2 座位やファーラー位の場合、患者の頸部は前屈した体位にする。 

3 食事動作が不自由な場合は看護者が全面的に介助する。 

4 自助具は看護者が使用しやすいものを選ぶ。 












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


1 病院食は治療食と一般食の 2 種類に分けられる。 

2 座位やファーラー位の場合、患者の頸部は前屈した体位にする。 

3 食事動作が不自由な場合は看護者が全面的に介助する場合がある。 

4 自助具は患者が使用しやすいものを選ぶ。 


※食事の自助具=食事を自立して行うことができるように補助する道具

























問題 49  排泄の援助について、誤っているものを一つ選べ。 


1 生活環境や生活リズムが変化すると、排泄習慣は容易に乱れる。 

2 尿や便失禁のある患者には、おむつを積極的にすすめる。 

3 プライバシーを守るためカーテンやスクリーンをする。 

4 女性の場合は、排便時に排尿があることを考慮し、尿の飛沫防止を行う。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 2


1 生活環境や生活リズムが変化すると、排泄習慣は容易に乱れる。 

2 尿や便失禁のある患者には、おむつをすすめる場合もある。 

3 プライバシーを守るためカーテンやスクリーンをする。 

4 女性の場合は、排便時に排尿があることを考慮し、尿の飛沫防止を行う。

 



















問題 50  入浴について、正しいものを一つ選べ。 


1 食直後は消化管に血流を集中させるため、入浴は避ける。 

2 湯の温度は 35~37℃とする。 

3 バイタルサインのチェックは入浴後のみ行う。 

4 入浴後の飲水は口渇の訴えがなければ促さない。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 1


1 食直後は消化管に血流を集中させるため、入浴は避ける。 

2 湯の温度は 38~40℃程度とする。 

3 バイタルサインのチェックは入浴前後に行う。 

4 入浴後は飲水を促す


※バイタルサイン=体温・血圧・脈拍・呼吸数などの身体の生命活動や健康状態を示す指標

 


















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!





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