問題 131 アプガースコアについて、誤っているものを一つ選べ。
1 新生児仮死の程度を判定する。
2 10 点満点である。
3 7~4 点を重症仮死とする。
4 5 分後のスコアは神経学的予後と相関する。
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・正解 3
1 新生児仮死の程度を判定する。
2 10 点満点である。
3 3~0 点を重症仮死とする。 ※10~8点=正常 7~4点=軽症仮死
4 5 分後のスコアは神経学的予後と相関する。
※アプガースコア=新生児の心肺系や神経系の状態を評価する指標
問題 132 産褥 1 日目の褥婦の経過について、正しいものを一つ選べ。
1 子宮底は臍下 1 横指である。
2 悪露は、淡黄色である。
3 乳房は左右ともに腫脹し、発赤をみとめる。
4 分娩後、自然排尿がない。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 1
1 子宮底は臍下 1 横指である。
2 悪露は、鮮やかな赤色である。
3 乳房は乳汁分泌が少なく、張りがないのが一般的である。
4 分娩後、自然排尿がないわけではない。
※産褥=分娩後に妊娠前の状態に戻るまでの期間(6~8週間)
悪露(おろ)=出産後に子宮から排出される分泌物
問題 133 母子感染(垂直感染)について、正しい組合せを一つ選べ。
a 妊娠、分娩及び授乳を通して、母体に感染している病原微生物が児に感染すること をいう。
b 原因となる病原体に単純ヘルペスウイルスがある。
c 母体が妊娠後期に風疹に罹患すると、児が先天性風疹症候群を発症する確率が高い。
d ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、母乳により児に感染することはない。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
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・正解 1
a 妊娠、分娩及び授乳を通して、母体に感染している病原微生物が児に感染すること をいう。
b 原因となる病原体に単純ヘルペスウイルスがある。
c 母体が妊娠初期から中期に風疹に罹患すると、児が先天性風疹症候群を発症する確率が高い。
d ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、母乳により児に感染する可能性がある。
問題 134 小児のてんかん・痙攣 けいれん 性疾患とその看護について、誤っているものを一つ選べ。
1 発作時は誤嚥・窒息を防ぐ。
2 てんかんの発作型は、一般発作と特殊発作に分けられる。
3 点頭てんかんの発作は、シリーズ形成と呼ばれる特徴がある。
4 家族にも、発作時の対応方法を教えておく。
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・正解 2
1 発作時は誤嚥・窒息を防ぐ。
2 てんかんの発作型は脳のどの部分が興奮しているかにより、一般発作と部分発作に分けられる。
3 点頭てんかんの発作は、シリーズ形成と呼ばれる特徴がある。
4 家族にも、発作時の対応方法を教えておく。
※点頭てんかん=乳児期に発症するてんかんの一種 頭をカクンとさせる「点頭」の動作を繰り返す
問題 135 小児の口唇裂・口蓋裂について、正しいものを一つ選べ。
1 言語治療は必要ない。
2 外科手術は出生直後に行う。
3 治療として形成外科的手術が行われる。
4 哺乳障害はない。
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・正解 3
1 言語治療は必要である。
2 外科手術は生後2~3か月頃に行う。
3 治療として形成外科的手術が行われる。
4 哺乳障害がある。
問題 136 幼児期の生理的特徴について、正しいものを一つ選べ。
1 平均睡眠時間は、約 12 時間である。
2 脈拍は、1 分間に 130~150 回である。
3 収縮期血圧は 50~80 ㎜ Hg である。
4 呼吸数は、1 分間に 40~50 回である。
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・正解 1
1 平均睡眠時間は、約 12 時間である。
2 脈拍は、1 分間に 90~110 回である。
3 収縮期血圧はおよそ 80~90 ㎜ Hg である。
4 呼吸数は、1 分間に 24~40 回である。
問題 137 子どもの熱中症について、正しいものを一つ選べ。
1 重症化しても死に至ることはない。
2 高体温のときは体を冷やさず保温する。
3 体温調節機能が未熟であるため生じやすい。
4 倦怠感や悪心は重症度分類Ⅰ度の症状である。
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・正解 3
1 重症化すると死に至る可能性がある。
2 高体温のときは体を冷やす。
3 体温調節機能が未熟であるため生じやすい。
4 倦怠感や悪心は重症度分類Ⅱ度の症状である。※Ⅰ度(軽症) Ⅱ度(中等症) Ⅲ度(重症)
問題 138 離乳のすすめ方について、誤っているものを一つ選べ。
1 離乳の開始時期の生後 5~6 か月は、母乳やミルクは飲みたいだけ与える。
2 生後 7~8 か月頃は 1 日 3 回食にすすめていく。
3 生後 9~11 か月頃は、家族一緒に楽しい食卓経験ができるようにする。
4 生後 12~18 か月頃は、自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める。
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・正解 2
1 離乳の開始時期の生後 5~6 か月は、母乳やミルクは飲みたいだけ与える。
2 生後 9 か月頃は 1 日 3 回食にすすめていく。
3 生後 9~11 か月頃は、家族一緒に楽しい食卓経験ができるようにする。
4 生後 12~18 か月頃は、自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める。
問題 139 E.H.エリクソンによる学童期(児童期)の発達課題について、 正しいものを一つ選べ。
1 自主性(積極性)対 罪悪感
2 勤 勉 対 劣等感
3 同一性 対 同一性混乱(拡散)
4 親密性 対 孤 立
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・正解 2
1 自主性(積極性)対 罪悪感 =幼児期
2 勤 勉 対 劣等感 =学童期
3 同一性 対 同一性混乱(拡散)=青年期
4 親密性 対 孤 立=成人期
※E.H.エリクソンの発達課題=人間のライフサイクルの各段階で獲得・克服しなければならない課題
問題 140 防衛機制について、誤っているものを一つ選べ。
1 退行
2 昇華
3 共感
4 投射(投影)
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・正解 3
1 退行 =自我の発達が逆戻りしてしまうこと 赤ちゃん返りなど
2 昇華 =受け入れがたい欲求や感情を社会的に認められる行動に変えること
3 共感= 他者の感情や経験を理解し寄り添うこと
4 投射(投影)=怒りなどの自分の感情が相手にあると思うこと
※防衛機制=不安やストレスに直面した際に、自分を守るために働く無意識的な心理的メカニズム
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!
あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!