夕立

5月23日……会社を早めに出て電車に乗っていると、大粒の雨が降り始めた。

しばらくすると、娘から『傘持ってる？』とメールが携帯に届いた。

持ってはいないが、駅前のコンビニで傘を買い、タクシーで帰ると返信。

そしてしばらくして最寄り駅に到着。

階段を駆け上がり改札を走り抜けると……『おとうさん！』と娘の声が。

この土砂降りの中、15分も歩いて傘を持って迎えに来ていたのだ。

……あの子のことだから、ひょっとすると迎えに……と脳裏を過ぎったが
まさか本当に来るとは。

靴もジーパンもずぶ濡れの娘……タクシー乗り場でしばらくタクシーを待つが来ない。

ならばと、近くの赤提灯系の飲み屋でお酒を飲みながら豪雨が収まるのを待つことにした。

約1時間。二人ともずぶ濡れながらも、楽しい時間を過ごし、雨が止んだ後、タクシーで帰宅した。

日和田山に登る

５月２１日……平日だったが、娘と休みが重なったので一緒に日高市の
シンボル的な山である日和田山に登ることにした。



自宅を10時過ぎに出発、5キロほど歩いて日和田山近くのコンビニでおにぎりを買い日和田山に登る。

そして中腹の見晴らしの良い場所でお昼にした。

眼下には、巾着田（キンチャクダ）がその名のとおり蛇行した高麗川によって巾着の形で広がっていた。



しばらく休んだ後、巾着田近くの阿里山カフェに入る。



この店に入るのは初めてだが……なかなかお洒落な店である。

店の名前はご主人のパートナーの方の故郷、台湾の山から名づけたとか。



テラスに席を取り、私は黒ビール、娘はカフェオレとクッキーを注文した。

阿里山カフェでしばらく休んだ後、巾着田から高麗峠を抜け、自宅に戻った。
約５時間……13キロのウォーキングだった。