(高校のアルバムから)
静岡で暮らす高校時代の友人であるHが訪ねてきてくれた。
高校時代、それぞれ部活も通学路線も違っていたが何故か気が合い、浪人時代はお互いの家の間に位置する図書館で一緒に受験勉強をした。
Hは大学在学中から重症心身障害児の問題に取組み、職業人生全てをその世界に捧げた。
そしてリタイアを直前に控えた2年前、国際協力機構JICAに応募し、コロナ禍で帰国を余儀なくされる今年3月まで、サモアの障害者施設でボランティア活動を行った。
現在は本人曰く「感謝しかない」という奥様と二人で暮らし、『走るか、泳ぐか、登るか、読むか』の日々を過ごしているようだ。
8年ぶりの再会、我が家近くのホテルに滞在してもらい、2日間、山を歩きながら、食事をしながら、酒を飲みながら、限が無いほど語り合った。
そして昨日、またの再会を約束し大きな背中を見送った。
思うに…敬意を持ちながら友と語り合うことの何とも心地良いことよ。