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Windows Embedded Standard 8 CTP -3-

2012-05-20 19:04:57 | Windows Embedded Standard
前回の記事から引き続き、備忘録。


リリースノートを見ると、CTP版ではまだまだ制限があるようです。

いろいろ気づいた点を列挙しておきます。


・「Windows Embedded Standard 8 CTP1 Release Notes」
 ⇒タイトルがCTP1となっていますね。

  ・・・ということは、そのうちCTP2が出るんでしょうか?


・用語の変更
 Toolkitをインストールして、ICE(Image Configuration Editor)を立ち上げると、

 CatalogやConfigulation Fileといった名前が見受けられます。

 これまでDS(Distribution Share)とかAnswer Fileとか、

 いまいちピンとこない単語だったものが、比較的わかりやすい名前に変更されているようです。


・プロダクトキーが必ず必要
 ICEで作成したConfiguration Fileを使ってIBWを動かす場合、

 必ずConfiguration Fileにプロダクトキーが設定されている必要があるとのこと。

 設定されていないとエラーになるそうです。

 
・OOBEフェーズで表示されるプロダクト名が「Windows 8 β」
 ⇒ということは、WES8のベースはWindows 8のConsumer Preview?


・ハイバネーションについて
 Windows 8ではハイバネーションを活用したブートを行って、

 起動時間を高速にしているようですが、

 WES8で作成のOSイメージは、ハイバネーションおよびhiberbootが

 デフォルトで有効になっているとのこと。

 なお、EWFを使って実現されるHORM(Hibernation Once / Resume Many)は

 CTP1では「not support」とのこと。


・Toolkitのアップデート機能について
 WES8CTP1でもWEDU(Windows Embedded Developer Update)が付属していますが、

 まだ機能していないとのこと。


・パフォーマンス問題
 EWFやSMB(ファイル共有機能)において、機能を有効にすると

 性能が遅くなることが確認されているようです。

 また、Write Filterに関しては、一部設定において起動障害が発生するようです。

 EWFなどの動作確認をする場合は、Release Noteをしっかり読んで設定してください。


・テンプレート
 OSイメージの構成例であるテンプレートですが、

 IBWで確認したところ、デフォルトで4種類表示されていました。

 そのうちのPower Friendly Mobile Deviceテンプレートについて、

 ワイヤレスネットワークとWindows Touch / マルチタッチのモジュールは

 マニュアルで追加する必要があるとのことです。