Labを実行する前に、基本的な用語を確認。
■IBW(Image Builder Wizard)
端的な説明が難しいですが、
通常のPC向けWindows OSのインストーラーのように、
Windows embedded Standard 7(以下、WES7)を
ターゲット上でセットアップする機能というと、
イメージが浮かぶのではないでしょうか。
IBWをブート可能なメディアに入れて、
ターゲットにメディアをセットして起動します。
IBWでは、セットアップするパッケージを選んだりできます。
また、ハードウェア構成を自動的に検索したりもしてくれます。
(TAP.exeで取得したPMQファイルを選択してハード構成を指定することもできます。)
IBWを使うと、簡単にWES7のOSイメージを構築して
ターゲットにインストールできるため、
例えば「WES7がどんなものか、ちょっと動かしてみたい」
といった評価の際には、相当役に立つのではと思っています。
■ICE(Image Configuration Editor)
WES2009のTarget Designerのような役割をするツールです。
IBWに含むパッケージのセットや、パッケージの各種パラメータ設定を決めたり、
TAP.exeで取得したハードウェア構成情報をあらかじめ取りこんでおいたり、
それらを反映したカスタムIBWをビルドしたりできます。
Win PEのユーティリティディスクを作成することも可能になりました。
■DS(Distribution Share)
WES2009では、SQL Serverを使用したコンポーネント管理を行っていましたが、
WES7では、Distribution Shareというフォルダでパッケージを管理するようです。
WES7のTool Kitをインストールすると、
Tool Kitのインストールフォルダ内に、「DS」というフォルダが作成されていますが、
これがデフォルトのDistribution Shareです。