前回の記事では、WCELDRの作り方まで解説しました。
今回は、このWCELDRをブートメディアに組み込む方法について解説します。
まず、組み込むブートメディアの準備から。
CEPC用のブートメディアとしては、
普通のHDDや、組込用PCでよく見受けられるCFが挙げられますが、
ターゲット機器がUSBブート可能なのであれば、
USBメモリをブートメディアに使用することも可能です。
⇒例えばBIOSがUSBブートに対応していなければ、
USBブートはもちろんできません・・・。
ブートメディアが決まったら、
そのメディアをフォーマットします。
ポイントは、ブート対象パーティションについて
・Activeにマークする
・FATまたはFAT32でフォーマットする
ことです。
※WCELDRは、exFATをサポートしていないので注意が必要です。
Windows Vista以降のOSであれば、DiskPartというコマンドラインツールを使用して、
上記の設定が可能です。
以下に、DiskPartのコマンド例を記載しておきます。
ここでは、対象ブートメディアをDiskPartが実行できるPCに接続し、
Xドライブとして認識されている場合です。
SELECT VOLUME X
CLEAN
CONVERT MBR
CREATE PARTITION PRIM
SELECT PARTITION 1
FORMAT FS=FAT32
ACTIVE
ASSIGN LETTER=X
この例では、CLEANコマンドを実行するため、
対象ブートメディア上に存在しているすべてのパーティションが一度消される点に
ご注意ください(大事なデータが入っていて消えちゃっても、責任取れません・・・)。
つぎに、ブートメディアにWCELDRを入れる方法です。
単純にWCELDRのバイナリをブートメディアにコピーしても、ブートしません。
WEC2013のToolkitに付属している、CeSysというツールを使用します。
まず、CEPCのBSPを使用したOSイメージのプロジェクトをVS2012で開いている状態で、
[Build]メニューから[Open Release Directory in Build Window]を選択してください。
次に、CeSysツールを実行します。
CeSysツールは以下のフォルダに存在します。
%WINCEROOT%¥platform¥CEPC¥src¥boot¥tools¥bin¥i386
ブートメディアがXドライブとして認識されていて、
WCELDRのコンソール版を組み込む場合、
CeSysツールを以下のようなパラメータをつけて呼び出します。
>CeSys X: wceldrC -f
CeSysツールを実行する場合の注意点として、
エクスプローラなどで対象ブートメディアを開いていると、エラーを出力して失敗しますので、
エクスプローラを含む他のアプリケーションがブートメディアにアクセ椅子していない状態で
CeSysツールを実行指定ください。
上記でブートメディアの作成は完了です。
あ、最後に、ブートメディアにOSイメージ(nk.bin)を入れてください。
ブートメディアのブートパーティションの直下に、
リネームせずにそのまま入れてください。
今回は、このWCELDRをブートメディアに組み込む方法について解説します。
まず、組み込むブートメディアの準備から。
CEPC用のブートメディアとしては、
普通のHDDや、組込用PCでよく見受けられるCFが挙げられますが、
ターゲット機器がUSBブート可能なのであれば、
USBメモリをブートメディアに使用することも可能です。
⇒例えばBIOSがUSBブートに対応していなければ、
USBブートはもちろんできません・・・。
ブートメディアが決まったら、
そのメディアをフォーマットします。
ポイントは、ブート対象パーティションについて
・Activeにマークする
・FATまたはFAT32でフォーマットする
ことです。
※WCELDRは、exFATをサポートしていないので注意が必要です。
Windows Vista以降のOSであれば、DiskPartというコマンドラインツールを使用して、
上記の設定が可能です。
以下に、DiskPartのコマンド例を記載しておきます。
ここでは、対象ブートメディアをDiskPartが実行できるPCに接続し、
Xドライブとして認識されている場合です。
SELECT VOLUME X
CLEAN
CONVERT MBR
CREATE PARTITION PRIM
SELECT PARTITION 1
FORMAT FS=FAT32
ACTIVE
ASSIGN LETTER=X
この例では、CLEANコマンドを実行するため、
対象ブートメディア上に存在しているすべてのパーティションが一度消される点に
ご注意ください(大事なデータが入っていて消えちゃっても、責任取れません・・・)。
つぎに、ブートメディアにWCELDRを入れる方法です。
単純にWCELDRのバイナリをブートメディアにコピーしても、ブートしません。
WEC2013のToolkitに付属している、CeSysというツールを使用します。
まず、CEPCのBSPを使用したOSイメージのプロジェクトをVS2012で開いている状態で、
[Build]メニューから[Open Release Directory in Build Window]を選択してください。
次に、CeSysツールを実行します。
CeSysツールは以下のフォルダに存在します。
%WINCEROOT%¥platform¥CEPC¥src¥boot¥tools¥bin¥i386
ブートメディアがXドライブとして認識されていて、
WCELDRのコンソール版を組み込む場合、
CeSysツールを以下のようなパラメータをつけて呼び出します。
>CeSys X: wceldrC -f
CeSysツールを実行する場合の注意点として、
エクスプローラなどで対象ブートメディアを開いていると、エラーを出力して失敗しますので、
エクスプローラを含む他のアプリケーションがブートメディアにアクセ椅子していない状態で
CeSysツールを実行指定ください。
上記でブートメディアの作成は完了です。
あ、最後に、ブートメディアにOSイメージ(nk.bin)を入れてください。
ブートメディアのブートパーティションの直下に、
リネームせずにそのまま入れてください。