根国での冒険の舞台は鳥取県倉吉市余戸谷町の谷田神社である、としていたが、谷田神社の痕跡が見つからない。鳥取県神社誌(昭和9年発行)には載っているので、合併(大正時代)までは存在していたはずである。山の周りを廻っても見つからないので、八幡神社の宮司に聞いたところ「 清熊稲荷神社の登り口の5~6軒家があるあたりではないか」という。しかし、祠も何もない。ひょっとしたら、宇迦之御魂命は稲荷神だから現在の清熊稲荷神社ではないのだろうか、と思い上がってみることにした。
この丘陵地の一等地にあった。八幡神社よりもずっと古いのだから一等地にあっておかしくない。
鳥居はこの冬に倒れた。神社庁の管理する神社ではないので修理する予算もないのだろう。
だいぶ上がったがまだまだである。右が泊瀬の山(打吹山)である。
右から上がってきてまだ左に上がっていかなくてはならない。石段も掃除されてなく、落ち葉で見えないくらいである。
宇迦之御魂命(須勢理姫)は稲荷神だから狐である。
かなりの荒廃ぶりである。 大正2年に神社庁の管理ではなくなったのだから、清熊稲荷神社が谷田神社と思われる。
家が何軒でも建てられるような広さがあった。蛇もムカデも出そうなところである。
根国での冒険の舞台は鳥取県倉吉市余戸谷町の清熊稲荷神社であった。