中年オヤジNY留学!

NYでの就職、永住権取得いずれも不成功、しかし、しかし意味ある自分探しに。

留学保険も、なめたら、アカン

2020-05-10 08:33:11 | 海外留学
NY、オヤジ留学


2016・06・10 記(2020.5.10再編)

 今日(2016/6/10)、25年ぶりに頭部のCT撮影に病院へ行ってきました。
費用は¥5,500でした、もちろん日本の病院ですが、いくらとられるか若干ヒヤヒヤしていました。
かつて留学の際ニューヨークで頭部のCT検査は日本円で10万円以上とられたことがあるからです。

皆さんも同じ考えと思いますが、留学(長期海外滞在)には
1. 保険に加入は必修です。
2. 病気に備え、なるべく人脈を通して馴染の病院を開拓すること

3. NYでは、在米の韓国社会がサービス分野で日本人の受け皿になっています
 技量・料金はリーズナブル(安く)と現地の日本人経営とそん色はないと思われます。
 私は歯医者、病院、美容室、ドライバーライセンス等すべてお世話になっていました。

(アメリカで風邪をひいても、日本のように病院へ行きません、というか高くて行けません) 私もNYでの最初の冬は7回位、風邪をひいています。
まず東京の気候と違うこと、大陸性で寒さもきついです
ニューヨーク子は地下鉄の電車賃を節約するために3,4駅がは当たり前で歩きます。
私も節約すれば、当時ピザ・ハウスで1ドル25のスライスとペプシコーラ75セントの昼食の足しになるので、寒くて風邪ひく危険を感じながらも、結局歩いちゃっています。

88年夏、私はニュージャージーで日本の学習塾で講師のバイトをしていました。
その年は5月から毎日、30度半ばの高温で死者多数の熱い夏でしたが、8月の17日頃急に20度以下に急降下、一気に秋というより冬になり、最初の年でしたので気候の洗礼をうけました
私は風邪をひき高熱、走行不能。
塾の上司より、仕事に穴を開けられてはとマンハッタンのイーストにある日本人医師へ行くよう圧力をかけられました。
レントゲン検査を含め$200、プラス処方箋の抗生物質$15、当時のレートで約25,000円. 高い!高い! 当時、私が約3週間、飲み食いできる金額です。

後あと、学校のクラスメイトの情報で、中国人はチャイナタウンで売っている、漢方を愛飲している事、また私にはTYLENOL(タイレノール)の風邪薬SIVER-PAIN(重症用)が効きました。 もちろん市販薬ですから、アメリカでは雑貨屋レベルでも手に入りました。
抗生物質は含まれてないはずですが、とても効きました(ただ用法は自己責任でお願いします、NET上では良し悪しが書かれていますので)。

ただ人間って素晴らしいなと思うことは、3回目の冬からは余り風邪をひかなくなり、服装も日本の冬と同じ感じで過ごせるようになりました。

さてCT検査の話です)
 私はNY留学当初、大きな学生寮(INTERNATIONAL HOUSE)に住んでいましたが、ある日の就寝直前、何故かの思い付きで映画のようにベッドに“バターン”と仰向けに寝て見ようとし大きく倒れ掛かった瞬間にベッド背もたれ側のコンクリートの壁に頭から強打しました。
もちろん、屈み込み(かがみこみ)“イテー・・・・(心の中では大丈夫か?大丈夫か?と自問自答)
背中のコンクリートの壁の存在(距離感)は全然、頭に有りませんでした。

ただそれが、あれだけ強打したのだから、何でもないわけはないとその後トラウマになりました。
何日かしてカフェテリにエレベータでカフェテリアに降りると、以上に高い室温と食べ物の臭いで急に気持ちが悪くなり、しゃがみ込み様子を見ていたのが始まりでした。
たまたま建物内を巡回するセキュリティーの目に留まり、最後はAMBULANCE(救急車)に乗るという羽目になりました。


コロンビア大学の裏手、ST LUKE’S HOSPITAL(NY聖路加病院)に運ばれました。
病院脇の救急搬送口に入るなり、同様に搬送された数多く他の患者達がキャスター付きのベッドに寝かされたまま寒い廊下で順番待ち。
当然,いっこうに自分の番はきません、それどころか救急搬送は休むことなく続きます。 忘れられてるのかな?と思えば時折、男性の看護師からの問診、インド人訛りの英語で聞きづらい事。
さもするとフィリピン人の看護師が私に点滴のセッティング、チューブの中にたくさんのエアーが入っているので“エアーを抜いてくれ”と頼むと、“そんなこと気にするの”と。
日本では、体にエアーが入ると死ぬと言われているんですけど!

自分から少し離れた年配の患者とDOCTORが会話している、”容態が悪い、今日は帰れそうもない入院してもらう。 主治医がいるなら電話を繋ぐけど・・・“
高齢の患者は容態が悪いという説明に困惑気味、つながれた主治医の電話をとるなり“DOCTOR !! ・・・・(号泣)”
アメリカの男は滅多に涙を見せないと思っていたけど、時には泣くんだ・・

やっと医師が私を見る。 私の英語も大したことないが、今までのインド、フィリピンのノンネイティブよりもはるかに会話が楽だ。 二人のうち一人は研修医だった、私の瞳孔検査を相手に説明しながらの診断だった。 
それからCT撮影となり、結果、問題なしとなるまで朝10時頃から夜8時近く約10時間、長い一日でした、薄いシャツ一枚で真冬のニューヨークにホッポリ出されました。
救急車に乗る際、日本でもそうですが窮迫時は着の身着のままです、しかし寒空に薄着で帰宅もありますので、救急車では上着は忘れずに

患者の対応に長時間、多くの多国籍軍の医療従事者、聞きづらい英語、将来の日本の医療現場もこうなるのか?の一日でした。

とりあえず私の頭は問題がないとなって暫くして、病院と救急車の請求書が届きました。
CT検査を含む病院代は約¥10万、救急車は25,000円(現在はもっと高額)。
この時、私は無保険でした。
留学当初は海外旅行保険を使い、その後アメリカの保険に入っていましたが割高にもかかわらず、年齢による割増、盗難等の保証なしで高いので、ついつい節約意識で無保険でした。

今思えば日本の旅行保険は手続きが簡素な割に、補償範囲が広く割安で便利でした。
(現在、留学する際どの保険が得か?自己責任で情報収集をお願いします)
アメリカでは病気のほかに、急に犯罪に巻き込まれる事が有ります被害者になる備えが必要です アルバイトの同僚はある夜中、強盗に遭遇、拳銃で被弾し3日入院約30万円と言うこともあります。

また、続きます。