私のブログのブクマークに「美術館めぐりとスケッチ旅行」とあるが、この中2011.11.5でミダス王のお話が書かれている。
そのミダス王のお話しの中で、ロバの耳のお話を超簡単に話すと以下のようになる。
太陽神アポロンと牧神パンが音楽の勝負をした。
誰もがアポロンの勝と思っているところへ、ミダス王は牧神パンの味方をした。
アポロンは怒って「おまえの耳がおかしいのだろう!」と言って、ミダス王の耳をロバの耳にしてしまった。
ミダス王は帽子を深く被ったりして耳を隠していたのだが、どうしても床屋にかかるときには帽子を脱がなくてはならなかった。
けしてこのことを喋ってはいけないと床屋にきつく口止めしたけれど、床屋は喋りたくて喋りたくてどうしようもなくなり、ある日川岸に穴を掘り、「王様の耳はロバの耳~っ!」と叫び、穴を埋めた。
その後、穴の周りに葦がたくさん生え、風が吹くと葦がざわめき、そのざわめきは「王様の耳はロバの耳~」と聞こえ、国中に知れ渡ってしまった。