ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

ヤッター!

2003年09月13日 | ゆきちゃんの日記
台風が過ぎて長崎はやっと秋風が吹くようになりました。

久しぶりにクーラー無しの一日でした。


今日はセラピーの日。

身体を動かす事を目的に参加させているんだけど、

根っから運動嫌いの由紀子はトランポリンはベット代わり、
ボールプールはお風呂のようにゆっくり浸かったまま・・・

ほとんどエネルギーの消化無しに終わってしまいます。(笑)

セラピーの先生が

「ゆきちゃん!ゴロゴロするのがすきか?」

と聞くと、マットに寝転んだまま

『ウン!』と答える始末・・・

(ノ_-;)ハア…


でも、その先生に
「セラピーは自分の好きな事をしていい場だから、
寝転んでいたいのならばそれでもいいんですよ。」

と言われてちょっと考え方を変えなければと思い始めています。

いつも「○○しなさい!」と追い立てられている
由紀子の気持ちの開放の場にしてやったほうがいいのかな?
と思っています。


そんな由紀子が今日は珍しく遊具に挑戦していました。

今まで誰かに手をつないでもらったり、
横から支えてもらわないと怖くて渡れなかった一本橋を
一人で渡って見せてくれました。



普通の子どもはこんな事は当たり前なのですが、

それは自分の足が今どこにあって
前に出すとどの辺に動くという事が見なくてもわかるからなのです。

それを身体認知というのですが、

その身体認知が弱い由紀子ははしごを登ったり、
細い板の上を渡ることがとても怖いのです。

今まで写真のように宙に浮いた橋は
怖がって絶対に一人では渡りませんでした。
それができるようになったのです。

すごい!!

最近は反抗期や思春期で悩まされる事の多かったのですが、
これはやはり成長のプロセスなのだと久々に嬉しくなりました。

怖がっていた事をクリアできる精神力がついて来ていると信じたい母です。


=END=
コメント
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