ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

体験入学

2004年10月08日 | ゆきちゃんの日記


12月に受験をする予定にしている
養護学校の体験入学でした。 

中学部の体験希望者が11人もいました。 

このメンバーが全員受験しても
合格者できるのはたった3人です。

(~□~;)!!がーん 

これは大変だ!!・・・・

でも、この気持ちはたぶん参加した親は全員同じでしょうね。 
 

体験入学は音楽と造形の2つの授業があって、
指定された授業を在校生と一緒に受けます。 

由紀子は音楽でした。 

パンフレットに授業の簡単な内容が書いてあったのですが、
「うたえバンバン」という曲名を見た途端に由紀子が
「うたえバンバン、嫌いなんだ!」と言いました。
 
困ったぞ・・・授業中にパニックになったらどうしよう!
( ̄_ ̄ i)汗たら~ 

「耳を押させてもいいから、泣かないよ!」と、言うと
意外にも簡単に「うん!」と答えてくれましたが、
不安がいっぱいです。 
 

いよいよ授業の始まりです。 

最初はみんなが好きな歌を歌うことになったのですが、
まずは「世界に一つだけの花」これは何とかクリア!
ε= (*^o^*) ほっ 

でも、他の子どもたちが 

「ドラえもんの歌!」といえば「ドラえもんは嫌いなの!」 

「ドレミの歌」といえば「ドレミの歌嫌いなの!」 

(;^_^A アセアセ 


結局、「世界に一つだけの花」を2回歌うことになりました。 

皆さんごめんなさいね! 
 

そしてついに「うたえバンバン」が始まりました。 

由紀子はずっと耳を押さえて下を向いていました。 

何度か先生方が声を掛けてくださいましたが、
ずっとその状態です。 

我慢をしているんだなぁ・・と、
思うとなんだか胸が熱くなってきました。 

その姿が他の人にはどのように映ったかは解りませんが、
私は由紀子に100点をやりたいと思いました。 

その後、曲が変わると
笑顔で授業に参加することができたので一安心です。 
 

なんだか、由紀子以上に母が緊張して疲れた一日でした。 

でも、冷静になって考えてみたら、
今日は由紀子がこの学校をどう思うかを見る為の体験入学だったはずなのに・・・

私は少し違った角度で見てしまったような気がします。 

大反省です。ヾ(_ _*)ハンセイ・・・ 


=END=
コメント
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