ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

病院へ

2006年05月02日 | ゆきちゃんの日記
由紀子の体調でちょっと心配なことがあるので、
検査のために子ども福祉医療センターへ行ってきました。 

そこには五島に住んでいた頃に
お世話になった小児科の先生がいます。 

この病院は隣の市にあるので、
かかりつけという訳にはいきませんが、
障害児の専門病院なので何かの時にはお世話になってます。 
 

由紀子に病院にいくことを告げると 

「注射?」 
(・・?) 

と、聞き返してきました。

あぁ、インフルエンザの予防接種をしにいったのを
覚えているんだね! 

でも、よく病院の名前まで記憶していたものです。 

本当にいろいろなことをよく覚えています。 
 

「今日は注射はしないよ!」と、
答えたら納得して病院へ出かける準備をしてくれました。 
 

私、言ってしまった後で後悔をしていました。 

もしかしたら血液検査があるかもしれないのに・・・
どうしよう!!
(-_-;) まずい 
 

も、とりあえずは病院へ出発です。 
 

病院までは車で30分弱です。 

そして、待合室で待つこと30分。 

そこは由紀子にとっては
ちょっとつらい場所でした。 

ほかの子どもたちが音の出るおもちゃで遊んでいて、
音に過敏な由紀子は耳から手が離せませんでした。 

小児科はどこに行っても、音がつらいんですよね・・・。 
 

やっと名前を呼ばれて診察室で先生の顔を見たとたんに由紀子が 

「注射はしない?」

と、先生に聞きました。 

よほど気になっているんでしょうね!(笑) 
 

先生は「しないよ!大丈夫!」と、
言って由紀子をそばに呼んでくださいました。 
 

由紀子の心配事は泌尿器系のことなのですが、
先生にいろいろ相談をした結果、
この病院に月に一回来られる専門医に
再度受診をすることになりました。 

その時、先生が 

「事前に血液検査をしておいてもいいのだけど・・・
今日はしません。 
だって、さっき由紀子さんと約束をしてしまったからね! 
約束を破ると信頼関係に問題が起きるからね!!」
(-_^)b ネッ? 

と言われました。 

さすがに障害児の専門医です。 

自閉症がどんなに執念深いかよくご存知です。(笑) 
 
おかげで私も嘘つきにならずにすみました。

=END=
コメント
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