大荒れの由紀子を残して、
母は一人日フィルのコンサートへ行って参りました。(笑)
ワーグナー;「ニュルベングのマイスターゾンガー」第一幕への前奏曲
モーツアルト:ピアノ協奏曲20番ニ短調
マーラー:交響曲第一番 「巨人」
指揮は井上道義
ピアノは菊池洋子
とてもいいコンサートでした。
やはりマーラーの「巨人」は迫力があってよかったです。
でも、最後の最後に指揮者がマイクを握って言いました。
「今日はお客さんがたくさん入ってくれて、
とても嬉しかった。
でも、一言だけ言わせてください。
この会場の客席の床!絨毯(じゅうたん)を
なんとかしてもらえないだろうか?!
音を吸ってしまうから、
最後の盛り上がりのところで、
演奏者が必死に弾いても、
もう一息盛り上がりきれない!!」
音楽専用の会場ではないから仕方がないけど・・・と、
最後に言葉を付け加えられましたが、
長崎で一番の施設なのに音響が
今一なのは残念ですよね。
知事さん!市長さん!
何とかしてください。(笑)
でも、久しぶりの生演奏に私は大満足でした。
very d(*⌒▽⌒*)b good 。・
さて、その頃我が家のゆきちゃんは
学校でも相変わらず大荒れで・・・。
学校が終わってからの音楽療法では
お借りしている教室のグランドピアノの鍵盤を
拳骨で叩いたそうで・・・・
(@゜▽゜;Aアセアセ・・・申し訳ありません。
帰宅してからはまーまーが引き受けてくれましたが、
すさまじい攻防戦が繰り広げられたようです。
障害者支援の仕事をしているまーまーはきびしいです。
やるべきことは絶対にやらせる!
どんなに大きなパニックを起こしても
全然動じませんからね。(笑)
由紀子は大泣きの連続だったようです。
私が家に戻ったのは10時。
由紀子は布団に入る直前でした。
私の顔を見るなり、
涙目になって棒立ちです。
由紀子にとって、
今夜は試練の夜だったんですね。
ニャハハ(*^▽^*)
今、日記を書いているのは15日の朝なのですが、
朝食の時に、Yukiパパに
昨日は由紀子が
”おかあさん!おかあさん!”
って大変だった!
と、ききました。
お父さんも大変だったんでしょうね。
すみません!
でもね、由紀子にとってはそれでよかったんですよ!
そして、私にもね!
(*⌒ー⌒*)
実は・・・。
中学部一年の時のあの大荒れの日々のなかで、
私は疲れ果てて家族に当り散らしていました。
自分ひとりがつらい思いをしているかのように、
家族にひどいことも言いました。
その時に、家族から
私は、つらい!つらい!と言いながら、
自分ひとりで由紀子を抱え込んで
誰にも手を出させない!
手伝おうとすると
「放っておいて!」といって、拒否する。
と、言われました。
その時は、
家族ですら私の気持ちをわかってくれない!と、
また家族に当り散らしてしまいました。
修羅場でしたねぇ~!!
でも、今ならわかります。
家族の言うとおりでした。
由紀子のことは
私が!!私じゃなきゃ!!
そんな、思いが
自分自身をどんどん追い込んでいたんですよね。
だから、今回は大荒れだとわかっていても、
由紀子を家族に託して出かける事にしました。
少し前の私なら、
この時期に絶対出かけたりはしなかったでしょう。
そして、この時期の由紀子を託せるのは
まーまーしかいないと思って、
無理を承知でお願いしたんです。
みんなに迷惑をかけていることも承知の上です。
私だって・・・
完全に平気なわけでもないんですよ・・・
みんな許してください。
そして、15日の朝。
学校に向かう車の中で、
またイライラした由紀子。
窓に頭突きをしてました。(笑)
そして、学校の玄関で
「おかあさん!きらい!!」
と、言われちゃいました。(笑)
直後に「お母さん!すきよ!!」と、
取り繕ってはいましたが、
本音は「どうして自分を放っておくのか?」と、
言いたいのでしょう。
でも、ついにその言葉が出ましたね。
由紀子が私の挑戦に反応している証拠です。
ショックよりも、
ちょっと嬉しかった母です。
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