ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

予防接種

2003年11月21日 | ゆきちゃんの日記
インフルエンザの予防接種の季節がやってきました。 

長崎に来てはじめての予防接種です。 

朝から話をすると一日中気になるので、
直前まで内緒にしていました。 

学校へお迎えに行って、
今から注射に行くと話しをすると 

(≧◇≦)エーーー!といった顔をしましたが、

「帰りにアイスクリームを食べようか?」

の一言ですっかり納得をしてくれました。(笑) 

こちらの小児科は金曜日が予防接種の日と決まっていて、
予約も前日で大丈夫です。

体調のいい日を選べるのでとても楽です。
(*^-^*) 
 
さて、注射器を前にして
ちょっと緊張をした由紀子ですが、
さすが5年生です。

泣きたい気分をぐっと我慢しました。 

ただ、最後に一言「いた~い!」と
思いっきり叫んでいましたが・・・(笑) 
 

我慢はしたものの機嫌がすごく悪くなったゆきちゃん。 

帰りにファミレスでアイスを食べようと誘っても
「おうちに帰る!」と断られてしまいました。

ょっとラッキーと思ったのですが、
バス停まで10分ほど歩く事も拒否されて、

とうとうタクシーに乗るはめになってしまいました。
δ(⌒~⌒ι) とほほ... 


甘い母だなぁ・・・と反省しながらも、

アイスクリーム2人前の値段とタクシー代は同じくらいだからいいか!
と変な納得をしてしまった母でした。(笑) 

4週間後にもう一度受けなければならないのですが、
次はアイスクリームは通用しそうにありません。 

なんで釣ろうかしら・・・?
(^0^*おっほほ 


=END=
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文化祭 

2003年11月19日 | ゆきちゃんの日記
ずっと練習していた鍵盤ハーモニカの発表の日がやってきました。 

由紀子の学校の文化祭です。 

曲名は「ドラゴンクエスト」の序曲 

練習が始まったころは、
弾けないと言って音楽の授業を拒否したりもしました。 

でも、あれからいっぱい練習をして・・・

今日はばっちりでした。(~▽~@)♪♪♪ 

ちょっとしたアクシデントもあったんです。 


曲が始まった時に、
なんと鍵盤ハーモニカを右手で構えてしまったゆきちゃん。 

出だしは左手で弾く事になってしまいました。(笑) 


由紀子はどちらの手でも弾くことができるので、
なんとかそのままスタートしたんですが、
さすがに弾きにくかったらしく途中で持ち替えていました。 

横で見ていた先生もハラハラしたようですが、
何とかピンチは乗り切りました。
( -。-) =3 

由紀子の鍵盤ハーモニカの音はよく響きます。 

うまく弾けたところも、
間違っちゃったところもばっちり聞こえました。 

母はカメラでベストショットを狙っていたのに、

感激しちゃって曲の途中では
ほとんどシャッターをきることができませんでした。


=END=
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カレンダー

2003年11月18日 | ゆきちゃんの日記
今日は性教育の日でした。 

久しぶりに主治医のA川先生に会った由紀子。 

先生の顔を見た途端に言った言葉が
「ハッピー・ニュー・イヤー」でした。 

何でそうなるのよ?(-"-;) ?? 

私は疑問でいっぱいでしたが、
A川先生はあまり驚かれませんでした。 

昨日も自閉症の子どもさんに
「お世話になりました。」
と年末のご挨拶をされたそうです。(笑) 

自閉症の人はカレンダーが変わったり
12月の話題が出たりすると、

去年のことを思い出して
こんな行動を起こす事があるみたいです。 

そう言われてみれば、
我が家でも由紀子に新しいカレンダーを見せたばかりでした。 

その上、昨日は
ディズニーのカウントダウンのビデオを見ていたような気がします。 

由紀子の気分はすっかりお正月になっているようです。 
 
まだ、楽しいクリスマスも済ませていないというのに・・・。(笑) 


=END=
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ピアノ

2003年11月13日 | ゆきちゃんの日記
2週間ぶりのピアノのレッスンです。 

前回ピアノのふたを開ける事すら拒否した由紀子ですが、
意外にもすんなりレッスンに行く事を承知しました。 

やっぱりピアノは弾きたいんだ!と確信をもちました。 

今日はちゃんとピアノの蓋を開けて弾く事を約束して
現川(うつつがわ)へ向かいました。 

2週間ぶりの現川はすっかり晩秋の景色に変わっていました。 

今日のレッスンはどうなるだろう?

ちょっと不安もありましたが、由紀子を先生に任せて
母はカメラを片手に里へ降りてゆきました。 

どうぞ!うまくいきますように!!
(*人*) オネガイ 
 

1時間後に戻ってみたら
由紀子がピアノを弾いている姿が窓越しに見えました。 

(~▽~@)♪♪♪よかった! 

そう思ったのもつかの間、
先生が伴奏をつけようとしたら大きな声で
「ひとりで!!」と叫んで完全拒否をしています。
 
それからはまた本を投げたり、
ピアノをたたいたり! 

先生が次のステップに進もうとした事に
抵抗をしているようです。 

しばらく様子を見ていましたが、
このままではいつまでも同じだと思ったので
中に入ることにしました。 


由紀子は私の顔を見ると
また気まずい表情をして下を向いてしまいました。 

「どうして先生の言う事が聞けないの?」
 
私に大きな声で叱られて

「ごめんなさい!」

謝った由紀子ですが、

顔を見るとかなり疲れて興奮しているような表情をしていました。 

これでは指示がはいりません。 

少しクールダウンしてやる事にしました。 


ひざに抱いてゆっくり由紀子を揺らしながら、
私の中に少し後悔が沸いてきました。 

由紀子はちゃんとピアノを弾いて、
今日の約束はちゃんと守れたのに・・・。 

私は大きな声で怒鳴ってしまった・・・。
(。_。;) ゴメンネ 

それから、先生と二人で由紀子を誉めることに・・(笑)
 
すると由紀子の表情も緩んで
誉められた事にうれしそうに答えるようになりました。 

そして、もう一度ピアノを弾いてくれることになりました。 

そのピアノに私が伴奏をつけてみると、
由紀子は何も抵抗もなく弾き続けています。 

うまくいきそ~~と、
言いたいのですが・・・
悲しいかな私は上手に伴奏が弾けません。

即興で弾くなんてとても無理です。(;^_^A) 

その時、先生がもう一台のピアノで伴奏をつけてくれました。 

音が重なってきれいなハーモニーになりました。 

由紀子も気持がよかったのでしょう、
それから何曲も先生とセッションを続けていました。 

やっと由紀子が先生とのレッスンを受け入れてくれたようです。 
 

音楽は一人で楽しむものだけではなく、
人と楽しむ事もできると由紀子に知って欲しい。 

会話はうまくできなくても、
音楽で人と心を通わせる事ができたら・・・。 

そんな思いでレッスンをお願いした母です。
 
きっと先生となら楽しい時間が持てるようになると思います。 

次回のレッスンがとても楽しみになりました。 


=END=
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班日誌

2003年11月08日 | ゆきちゃんの日記
昨日、他にもいいことがありました。 

お迎えの時、S木先生と話をしていると由紀子が
「日記!日記!」というのです。 

先生と何の事だろう?と言っていると、
カバンの中に日記があるような素振りをします。 

中を見てみると「班日記」と書かれたファイルが入っていました。 

そして表紙をめくるとそこに一枚のメモが入っていました。 
 

『ゆきちゃんのお母さんへ 
5-3では班日記をはじめました。 
今日はゆきちゃんの番なので書いてください。 
そのあと月曜日に学校へ持ってきてください。 
お願いします。』 
 

何だか胸がジーンとしました。 

由紀子もちゃんと班の一員として扱ってもらっているんですね・・・。 

そして、由紀子一人では書けないことを知っているので、
私に手伝ってやってくれとメモを書いてくれたんです。 

5年生にもなるとこんな配慮ができるようになるんだー!
と感激してしまいました。 
 

S木先生も全然知らなかったメモでした。 

先生は班の子ども達のこの配慮とそれを
ちゃんと理解している由紀子の姿をとても喜んでいました。 

「自分で言うのもなんですが・・・
僕のクラスはいいなぁ~!」 

もしかしたら私以上に先生のほうが感激していたかもしれません(笑) 


=END=
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