真の動物福祉牧場を目指して

台湾リテラシーについて

 まずは私の、3ヶ月に及んだ台湾旅行の話から入らせて貰います。

 最初に行ったのは、平和行進で知り合った日本山妙法寺の上人が高雄(南部)近郊の山中に建設中のお寺で、その手伝いがしら信徒の人達(主に女性)と交流を持てました。
 彼女等は日本語がけっこう話せ、英語も堪能で言葉や価値観の壁は殆ど感じませんでした。

 次に行ったのは「WWOOF台湾」で一番人気のヨガ-リトリート農園で、そこは有機農業の体験学習をやっていました。
 それだけに「健康リテラシー」はかなり高く、「超ミネラルがあなたの健康を守る」ほど核心的な「食育」は行われていませんでしたが、日本の健康本も大いに読まれていました。

 その次は、浦里(プーリー)という高原の街で国際クリスチャン学校の教師をしている知り合いの夫婦(家の民宿で学生時代にヘルパーをしてくれた台湾人カップル)を訪ねました。
 プーリーは標高1500mくらいで涼しく、大学や宗教施設が集まっている文化都市で、台湾で独自に微生物資材を売り出している会社(元EM研究機構職員が)もあるので、ぜひ行って貰いたい場所です。

 その会社の紹介で、次に華蓮(東部)に在る2つの有名大学(東華と慈済)の教授が立ち上げた有機農業訓練所でボランティアをしました。
 その訓練所はまだ発展途上でしたが、そこから東華大学まで毎日自転車で通え、図書館を利用させて貰えました。

 台湾では一般の図書館でも日本語の本が結構ありますが、大学図書館では1/4が日本語と英語の本で、中国語の本は半分と言った所です。
 この充実ぶりは中国本土のお寒い限りの図書館とは大違いで、「言論の自由」がリテラシーに及ぼす影響の大きさを実感しました。

 さて、ここで物語と関連する中国問題への「台湾リテラシーについて」語りますと、中華文明を簒奪した「党」の非道を最初に強く世界に訴えた、柏楊(ポーヤン)から挙げるのが筋かと思います。

【コラム】『醜い中国人』は消えるか(1)

中央日報 - 韓国の最新ニュースを日本語でサービスします

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 この「醜い中国人」は世界的にヒットしてシリーズ化され、柏楊の後継者と言える黄文雄も同じタイトルの本を出しております。
 彼の本は日本でも多く出ていますが、その中から一冊を挙げるならば「中国が世界地図から消える日」でしょう。
 ここではとても説得力のある筆で「その日」が近い将来に訪れるコトを予測しており、それは世界地図にチベットが復活する日でもあります。
 
 最後にもう一冊挙げさせて貰うと、前回紹介した陳破空も台湾で主に読まれているので「台湾リテラシー」と言えます。
 それと「香港リテラシー」との違いを挙げると、香港はまだ中国本土と繋がっており、本土では出版できない本を出す為に中国の作家が香港へ来るのに対し、台湾は完全に本土と切り離されていて漢字の種類すら違います。

 そのため本土の「党」に対する損宅は一切なく、自由奔放に中国批判をしております。
 その中でも陳破空の「常識では考えられない中国」は際立っており、これこそ「台湾リテラシー」の本懐と言えるでしょう。
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