ここで革命物語の範囲を中国からロシアへ広げまして、この積怨の軍事独裁国家に於ける人民の「聖戦の系譜」を描きます。
この「積怨」については、最近図書館で出会った「ロシアの二〇世紀」という本に実に興味深く書かれています。
「積り積もった怨念」を興味深いと評するのは不謹慎かも知れませんが、実際にこれ程面白い本は滅多に無く、「人の不幸は蜜の味」ではありませんが、ロシア人ほど悪辣な政権によって蹂躙され続けて来た民族は他にいません。
「剣の女王」ことパール-ソルジェニーツィンはそんな独裁国家に挑んだ人民達のリーダーで、彼女の中国語ブログ「八路和提(パールワティー)」では、近未来のロシア革命を描く「一六戦旗物語」を連載中です。
この最後の十六旗目は、ロシアよりも先に民主革命を達成する中華民国の旗とし、この戦旗が加わるコトによってロシア革命も勝利すると描けます。
今回はそのストーリーの前置きを、久しぶりに「美の女神パールワティー」のブログとして描きます。
ーー 私が近未来のロシアを舞台にして描いている「十六戦旗物語」よりも、現在進行形の「中国女性革命」の方がずっとヒートアップして来ましたので、この革命が勝利するコトによって、ドミノ倒し的にロシア革命も達成されると描く方が、自然で実現性も高いと感じました。
なので「十六番目の戦旗」は民主化を果たした中華民国のモノにしたく、この女性革命が達成されるストーリーを描きたいと思います。
こうして前置きとして「物語の解体」を行うのは、ブログ連載という形式上、物語は読者のアドバイスや要望などによって大きく変化し得るからです。
一体どうすれば、わたし達非力な人民は強大な独裁権力を打ち破れるのでしょう?
その答えは歴史が示す処によれば、人々が強固に連帯するコトによりました。
この「強固な連帯」を作るのが私の仕事かと思い、それに協力してくれるならばどんな人でも歓迎したく思います。
どうか中国の皆さんも、私達ロシアの虐げらし人民と共に、平和な未来を目指して一緒に闘いましょう。 ーー