「世界史 X」などと言うと、てっきり「ユダヤの陰謀論」なんかと勘違いされそうですが、そんな「はんかくさい」モノはイスラエルに行けば吹き飛ぶでしょう。
そこで繰り広げられているのは、人類の有史以前から繰り返されて来た「水争い」で、これは地球温暖化と合間って激化していくコトが予想されます。
前回インダスが「惨禍」の中心になると語りましたが、同じく最古の文明メソポタミアの地も「争いの渦」を巻き続けるでしょう。
これはもう百年も続く戦争で、今フランスで「軍需産業が甦ってホッとしてる」なんて言うのとは「異次元の戦い」が繰り広げられています。
水を絶たれたパレスチナ人には戦う他に道がなく、彼等は投石器で銃に挑んでおります。
もちろん彼等に勝ち目はなく、絶望して自爆テロに走る者も後を絶ちません。
その爆弾がもしも、混迷を深めるインダス(パキスタン)から流出した「核」だったなら、中東戦争は第七次くらいでようやく終結するかも知れません。
その時メソポタミアの地には国境が無くなり、それはもう国家すら存在しないコトを意味して、「北斗の拳」の世界が現れます。
地球は「惨禍の渦」に呑み込まれ、小国は生き残る為にすべて大国の「傘下」に入って、オーウェルが「1984年」で予言したような三極化した(二極だと壊滅戦争になるから)、「世界史 X」の時代に突入すると描けます。