それは「持続可能な発展」「格差の解消」「精神的幸福度の向上」の三本柱だと紹介しましたが、この三つは相互に影響し合い「三位一体」の関係にあると言えます。
なのでここでは、一つ一つ分析して行く西洋哲学的な手法ではなく、全体的なまとまりとして哲学する東洋的手法で語ろうと思います。
これは、昨日NHKスペシャルでやっていた「超進化論」にも影響されており、そこでは生命進化の流れが三つに別れたコトが語られていました。
それは「微生物」「アーキア(古細菌)」「多細胞生物」の流れで、20億年前にアーキアと光合成細菌が共生したコトで多細胞生物への道が拓かれたとしていました。
この共生は「持続可能な発展」を見せ、植物と昆虫と動物に枝分かれして多様性を極めました。
そこには本源的に「格差」は無いとされ、全ての多細胞生物は現在まで繁栄して来たという事実だけで「進化のチャンピオン」だと謳われていました。
しかしそうした「チャンピオン」達も、人類の偏った発展によって棲みかを破壊されて、年間に4万種もが絶滅していると言います... これでは「精神的幸福度」が向上しないのも当然でしょう。
「持続可能な発展」とは「進化のチャンピオン」達と協力し合って生きるコトで、それが本当の「格差の解消」をもたらし「精神的幸福度の向上」にも繋がるでしょう。
人は自分だけが幸福ならば善い生き物ではなく、地球の生物みんなを幸福に導くという、特別な責任を負った動物に「超進化」しました。