今日は、パールワティーが中国で一番強く訴えたい、「言論の自由」について語ります。
まずは、この自由が失われているロシアメディアの迷走から入り、下のコラムがそれを良く伝えてくれます。
ここでは、戦争を賛美しなければならないロシアメディアの、恥知らずな嘘がたくさん述べられています。
その中でも特に酷いのは、マリウポリの病院を砲撃して多くの患者と医療関係者を殺し、医療体制を崩壊させたのがウクライナ軍の仕業だとされている点です。
現場にいる人間でこの悪魔じみた嘘を信じる者は居らず、それはレオニードたち真面目な医療従事者を発狂させるのに十分でした。
一方で、海外に亡命し真実を伝えているメディアも有り、そのネット配信はロシア政府もブロック出来ない様です。
こうしたメディアを観ているロシア人は2000万人も居るとされ、これだけの数の人が覚醒したならば、政府の邪悪なプロパガンダを打ち破れる筈です。
この民衆のマグマはまだ眠っていますが、近い内に必ず火を噴くと思われます。
それには曾てのソルジェニーツィンの様な、圧倒的な言論の力で民衆を先導するリーダーが求められ、パールはその祖父の後を継ごうと努力します。
ロシアでは伝統的に文学が主導権を握って来ましたが、今それは言論統制によって眠らされているので、彼女は鮮烈な作品を書いて文壇を覚醒させようとします。