真の動物福祉牧場を目指して

94.波動はどこまで心配すべきか part 2

以前、福島で放射能対策の仕事をした経験をシリーズで語り、そこで part 1 を書きました。
そこでは放射線にフォーカスして、欧米の論文ではベータ線とアルファ線こそが危険とされているのに、日本ではほぼガンマ線しか心配されていないコトなどを語りました。

ベータ線は電子の弾で、アルファ線は陽子の弾です。 それは鉄砲と大砲の弾に例えられ、ガンマ線は電磁波なので水鉄砲に例えられます。
話の流れから、「水鉄砲なんて心配してる場合じゃない」と云った論調になりましたが、今回はその電磁波の危険性についてフォーカスします。

それと言うのも、近年4Gのスマホが普及したコトで爆発的に空間を飛び回る電磁波が増え、更に5Gに進化したらどうなるのか、心配しなければならない所まで来ているからです。
上のコラムでは、ホルミシスによって電磁波障害を軽減できるとしており、これは他のクリニックや温泉療法でも用いられております。

こうしたコラムを読まれた方は、電磁波障害が放射線によって軽減されるという知見に、疑問を持たれるかと思います。
私は今は医療従事者ではないので無責任な評価は下せませんが、以前5年程コ-メディカルの仕事をしていたので、医者がホルミシスを治療に用いて、その成果を公表している勇気には敬意を表したいと思います。

しかし一方、日本は世界一の医療被爆大国であり、医者は普段から強い放射線を使い慣れているので、ホルミシス用の弱い放射線くらい別に勇気を持たずとも使えるのかも知れません。
これはとても「責任」の重いテーマなので「官報」を載せましたが、電磁波障害の脳への悪影響などは未だ解明されていないので(特に胎児や赤ん坊で)、上のコラムですら些か「無責任」だと私には思えます。

ホルミシスについて補足しますと、「植物ホルミシス」というのは既に農業分野で一般的に用いられており、それが植物の免疫力を高め、その逞しい作物を食べた人の免疫力も高めると報告されております。
日本語で全文読める論文はこれしか出てきませんでしたが、興味を持たれた方はぜひ Google scholar で「Plant Hormesis」を検索してみて下さい。

最後に、こんご普及するであろう電気自動車の電磁波問題にフォーカスします。
このコラムは「営利目的から電磁波障害を大げさに捉えている」という見方もできますが、高速移動中のスマホ電波が車内に反響する問題などは、これから議論を深めて行かなければならないテーマだと思います。

次回はこうした電磁波問題に対して、解決の糸口を示すテクノロジーを紹介したいと思います。
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