これは概ね3才頃からとされ、思えば私もその位からでした。
それはまだ曖昧なモノで、とくに男女の区別はなく遊んでいた覚えがあります。
8才頃から男の子は精通して男らしく成るとされ、私もそんな早熟な子供でした。
女の子も早い子は8才で初潮を迎え、ちゃんと子供を産める体になります。
因みに出産の最年少記録は5才とされ、これは物議を醸しましたがどうやら事実の様です。
こうして観ると人も動物もさして変わらない気がして来ますが、それでもやはり人は特別に成熟の遅い動物です。
牛は1才余りで種付けが可能で、猫は僅か半年で産める様になります。
しかも猫は妊娠してから2ヶ月で8匹もの子猫を産み、交尾すれば必ず妊娠するという強者でもあります。
人類はやはり地球上で最も成熟の遅い動物と言え、それは脳の発達と長寿に結びついています。
これを読むと、成熟の遅い近頃の若者に対して畏敬の念を持てる様になります。
それは日本社会が進化して新人類を産んだ証であり、それを一概に誉めるコトは出来ませんが、貶す必要も無いと思えて来ます。
話を「性の目覚め」に戻しますと、これは不思議な程に精神を刺激して、もしも「 性」が無かったら人類の精神はココまで進化しなかったかと思えます。
なので当然「性」をメインテーマにした文芸作品はアマタあり、私はその道ではまだまだ未熟ですが、勉強になった本
として「スローセックスのすすめ」を挙げられます。
しかし、この本を紹介するといきなり「性」の核心に入ってしまいますので、ここではこのメインテーマを曖昧にボカシた「和歌(やまとうた)」を紹介させて貰います。
逢い見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思わざりけり
古典は「性」をとても奥ゆかしく表現しており、古人がそうして「性」に勤しんでくれたお陰で今の我々が存在しているコトは、少しも曖昧なコトではありません。