ゆきわりぶろぐ

社会福祉法人 鶴翔会のブログです

人権擁護に関する研修会に参加してきました

2016年01月30日 | イベント
1月25日
福島県知的障害施設協会(人権・倫理委員会)主催の
虐待防止責任者・管理者等研修会に
施設長、人権擁護担当職員、生活支援員で参加してきました

「私の事はあたりまえに自分で決めたい。手伝ってね!」
をサブテーマに掲げ
「利用者さんの人権擁護」を視点に
講演、グループワークを行ってきました

人権擁護を考える上で、キーワードは
「意思決定支援」と「行動支援計画」
自分も日々の業務の中で
どれほど意思決定支援が出来ているかと振り返りました
今年度は福島県の各事業所から集められた
意思決定支援の成功例と失敗例等を冊子にしたものが作られていました
事例を読むと
同じような視点で判断に悩んでいるような場面がありました
例えば
他県に外出したいけど、てんかん発作がある
・遠くに外出することで身体に負担がかかり、
 発作が起き怪我をしてしまう、ともすれば本人の負担になってしまうから諦める
・怪我をする事態になっても、本人の「行きたい」という意思を尊重出来るのだから遠出していい
皆さんが利用者さんのお手伝いをする立場だったら
どうお考えでしょうか
日々の業務を振り返りながら
再度考える機会となりました
また、行動障害、こだわり、医療ケアなど
支援者側のスキルが求められるケースにおいて
行動支援計画の必要性も実感しました
お手伝いする上で課題があるのなら
なぜそのような現状があるのか
検証のために踏むべき工程を学んできました
他事業所とのグループワークでは
人権擁護の取り組みについて議論をしてきました
各事業所とも、日々の課題に苦慮しながらも
少しでも現状を良くしようと取り組んでいました
新しいヒントも得ることができたので
戻ってから、業務に役立てたいと思います
気合スイッチ
入りました

自分らしく・・・

2016年01月24日 | 日々
日中、ゆきわり荘は生活介護の時間です
余暇活動を中心に行っているグループの皆さんは
細かい塗り絵を色鮮やかに仕上げる方

ゆきわり荘で使う雑巾を綺麗に縫ってくださる方

活動の内容は人それぞれです
利用者さんがもっと楽しんでできることはないか
どうすれば利用者さんが自分らしい生活を送れるか
得意なことはどんなことだろうと
職員は日々考えながら日中活動を提供しています

なので新しくこんなものを作ってみました

ビーズの色分けです
材料が100円ショップで揃ってしまいました
便利な世の中です

肝心な利用者さんの反応はというと・・・

初めは興味深そうに箱を見つめ・・・
中にビーズが入っていると分かると
カラフルな色が綺麗だったのか
指をさして満面の笑みを見せてくれました

最初は色関係なしに分けていたのですが
やり方を説明すると
ピンクのビーズはピンクのカップ
青のビーズは青のカップと
上手に分けることができていました

きっとこれもマンネリ化すると思うので
これからも個々の利用者さんのできること得意なことを発見し、新しい活動を考えて
利用者さんの満足そうな表情が見られるように工夫していこうと思います

1月ももう中旬ですね。

2016年01月18日 | イベント
遅くなりましたが
あけましておめでとうございます

今年も利用者さんが楽しく元気に過ごせるよう
職員一同支援に尽力していきますので
よろしくお願いします

今日は14日に行った毎年恒例の
だんごさしのことを書きます
だんごさしは小正月に行う伝統行事です

「だんごさしやりますよー」と声を掛けると
利用者さんたち
「やるー」「まだ」と
続々と集まってくれました


まずは丁寧に芽を取って


だんごが手につかないように水をつけて


コロコロ コロコロ 丸めます


皆さん真剣です
真剣過ぎて
こんなに近づいてだんごをさす方も…


だんごには興味なしで
新聞を見ている方も…


私恥ずかしながら、団子さしの由来を知らずに
だんごをコロコロしていたので
調べてみました

会津では冬場雪が1メートルほど降るため
(今年はその気配がありませんが…
屋外に花がないことから
赤い色をしたミズキの枝にだんごを刺して
花が咲いたようにして豊作を祈願するそうです
なるほど
豊かな生活を願う行事でもあるのですね

利用者さんの生活が豊かになりますように
楽しい行事をどんどん企画していこう
燃えてきます

そういえば1月はだんごさしの他に
もちつきもあるんです
利用者さん、今から楽しみにしています
何餅が出るんでしょう
私も楽しみです