「シン君、雪だよ!」
そう言うなりチェギョンは東宮殿のテラスに飛び出した。
朝から白い雲に覆われていた空は、昼過ぎになり、ようやく雪を降らせ始めた。
「雪なんか珍しくもないだろう?」
言いながらシンもテラスに出ると、チェギョンの隣に並んだ。
チェギョンの言う通り、空からふわふわと白い雪が降って来ている。
シンはそっとチェギョンの横顔を盗み見ると、微かに口元をゆるめて空を見上げた。
チェギョンは満面の笑みで、その瞳をキラキラさせながら空を見上げている。
「綺麗だな」
「うん!」
チェギョンは嬉しそうに東宮殿の庭の端から端までを見渡した。
「シン君、積もるかな?」
シンはチラリとチェギョンを見ると、同じように庭を見渡した。
「さぁな」
答えるシンの声は明るい。
チェギョンは笑顔のまま、シンを見上げる。
「シン君、積もったら雪だるま作っても良い?」
シンは笑みを浮かべたまま、チェギョンを見る。
「あぁ、気が向いたら手伝ってやる」
思いがけないシンの言葉に、チェギョンは少しだけ驚いた顔をした。そして、さらに笑みを深くすると、その顔は溶けそうになっている。
「ありがとう、シン君!!」
そう言ってチェギョンはシンの腕に自分の腕を絡めるた。
シンはチェギョンの温もりを感じながら、雪が降る音に耳を傾けた。
そして、女官が声をかけるまで、二人は寄り添って舞い降る雪を眺めていた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
昼の雪の写真が撮れなくてなぁ…
これもみぞれだけど…
そう言うなりチェギョンは東宮殿のテラスに飛び出した。
朝から白い雲に覆われていた空は、昼過ぎになり、ようやく雪を降らせ始めた。
「雪なんか珍しくもないだろう?」
言いながらシンもテラスに出ると、チェギョンの隣に並んだ。
チェギョンの言う通り、空からふわふわと白い雪が降って来ている。
シンはそっとチェギョンの横顔を盗み見ると、微かに口元をゆるめて空を見上げた。
チェギョンは満面の笑みで、その瞳をキラキラさせながら空を見上げている。
「綺麗だな」
「うん!」
チェギョンは嬉しそうに東宮殿の庭の端から端までを見渡した。
「シン君、積もるかな?」
シンはチラリとチェギョンを見ると、同じように庭を見渡した。
「さぁな」
答えるシンの声は明るい。
チェギョンは笑顔のまま、シンを見上げる。
「シン君、積もったら雪だるま作っても良い?」
シンは笑みを浮かべたまま、チェギョンを見る。
「あぁ、気が向いたら手伝ってやる」
思いがけないシンの言葉に、チェギョンは少しだけ驚いた顔をした。そして、さらに笑みを深くすると、その顔は溶けそうになっている。
「ありがとう、シン君!!」
そう言ってチェギョンはシンの腕に自分の腕を絡めるた。
シンはチェギョンの温もりを感じながら、雪が降る音に耳を傾けた。
そして、女官が声をかけるまで、二人は寄り添って舞い降る雪を眺めていた。
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昼の雪の写真が撮れなくてなぁ…
これもみぞれだけど…