「そういえば、皇子の噂の恋人、留学選考受けるらしいよ」
「え?」
ガンヒョンの言葉に、お菓子を頬張り、奪い合いながら3人が振り向いた。
「なに?選考受けるの?」
「え、だって、もし受かったら…4年?は帰ってこられないんじゃ…」
「そうそう」
こくこくと頷きつつ、またもお菓子に手を伸ばすチェギョンの手を、ガンヒョンがすかさず叩いた。
「いった!!」
チェギョンが手をさすりながら、恨めしそうにガンヒョンを睨んだ。
「そうね、数年は帰れないし、もしかしたらずっと海外かもよ。みんな、向こうのバレエ団に入るために受けるんだし」
ガンヒョンはそう言いながら、机上に広がるお菓子の山を自分のほうに引き寄せた。
それでもチェギョンは手を伸ばす、ガンヒョンはその手を払いのけた。
「ガンヒョン…噂の恋人さんて、超優秀なんでしょ?留学決定なんじゃないの?」
チェギョンは実に恨めしそうにお菓子を見つめながらそう言った。
「これはチャンスよ!!」
ガタリと派手な音をたてて、握りこぶしのスニョンが、やにわに立ち上がった。
「な、何が!?」
「皇太子よ、皇太子!!」
鼻息の荒いスニョンに、3人、いや、クラス中が引き気味だ。
「皇子がどうしたの?」
ガンヒョンは腕組みをしながら、スニョンを見上げてそう言った。
「だ~か~ら~」
スニョンはビシリと中空を指差した。
3人も思わずその方向に顔を向けた。
「目指せ、皇太子妃!!」
「「「は?」」」
3人はスニョンの指先から、ゆっくりとその顔に視線を移した。とても本気と思えない事をいい放ったその顔は、真面目以外の何物でもなかった。
ヒスンは目を瞬かせ、ガンヒョンは呆れて頭を振りながらも、再度お菓子に手を伸ばすチェギョンの手を叩いた。
「私のお菓子ぃ~」
その時、始業ベルがちょうど鳴ったのだった。
「え?」
ガンヒョンの言葉に、お菓子を頬張り、奪い合いながら3人が振り向いた。
「なに?選考受けるの?」
「え、だって、もし受かったら…4年?は帰ってこられないんじゃ…」
「そうそう」
こくこくと頷きつつ、またもお菓子に手を伸ばすチェギョンの手を、ガンヒョンがすかさず叩いた。
「いった!!」
チェギョンが手をさすりながら、恨めしそうにガンヒョンを睨んだ。
「そうね、数年は帰れないし、もしかしたらずっと海外かもよ。みんな、向こうのバレエ団に入るために受けるんだし」
ガンヒョンはそう言いながら、机上に広がるお菓子の山を自分のほうに引き寄せた。
それでもチェギョンは手を伸ばす、ガンヒョンはその手を払いのけた。
「ガンヒョン…噂の恋人さんて、超優秀なんでしょ?留学決定なんじゃないの?」
チェギョンは実に恨めしそうにお菓子を見つめながらそう言った。
「これはチャンスよ!!」
ガタリと派手な音をたてて、握りこぶしのスニョンが、やにわに立ち上がった。
「な、何が!?」
「皇太子よ、皇太子!!」
鼻息の荒いスニョンに、3人、いや、クラス中が引き気味だ。
「皇子がどうしたの?」
ガンヒョンは腕組みをしながら、スニョンを見上げてそう言った。
「だ~か~ら~」
スニョンはビシリと中空を指差した。
3人も思わずその方向に顔を向けた。
「目指せ、皇太子妃!!」
「「「は?」」」
3人はスニョンの指先から、ゆっくりとその顔に視線を移した。とても本気と思えない事をいい放ったその顔は、真面目以外の何物でもなかった。
ヒスンは目を瞬かせ、ガンヒョンは呆れて頭を振りながらも、再度お菓子に手を伸ばすチェギョンの手を叩いた。
「私のお菓子ぃ~」
その時、始業ベルがちょうど鳴ったのだった。
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