へるしーな日々

            やーやの日記
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阪神大震災から15年

2010-01-17 22:44:18 | メモリー

15年前のあの朝、台所で朝食の支度をしている時だった。
二階に寝ていた高校生だった息子が揺れに驚いて、ダダダッと降りてきた。うちの方ではグラッと揺れただけだが、テレビのニュースを見て、すぐ西宮の義父に電話をした。

かけても、かけても繋がらない。
とりあえず、夫と息子を送り出し、やーやも会社へ出掛け、社内の公衆電話から、電話を掛け続けた。
15年前は携帯電話はもっていなかった・・・

連絡がとれたのは、その日の午後だった。義父と義妹の二人が、ともかくも無事であることが解り、体中の力が抜けるようにほっとしたのが思い出される。

数日後に現地に向かった。水用のポリタンクを積み、普段なら3時間の道を名神高速道路は吹田で降りて、箕面の方を回り、6時間かけて着いた。阪神高速道路がぶっつりと千切れている惨状を目にして、絶句!
義父たちは無事だったものの、家のなかはタンスが倒れ、戸棚が倒れて、食器がほとんど粉砕状態で床に散乱している有様だった。

住んでいる家は壊れなかったが、周りを見回すと全壊・半壊の家があるという、今までに目にしたことのない光景であった。

あれから15年、阪神間の人達にとっても、かかわりのある肉親のいた私達にとっても、忘れられない1月17日。
15年目の夜が更けてゆく・・・

我が家の梅ノ木はあの日も蕾をつけていたっけ・・・15年経った今年も変わらず、蕾がふくらんできている。

震災で命をおとされた方々に合掌。