三月の声をきき、春めいてくると思い出すこの歌、
白い手紙がとどいて明日は春となるうすいがらすも磨いて待たう
齋藤 史
齋藤史(さいとう ふみ)氏の第一歌集「魚歌」にある、心惹かれる歌のひとつ。自分のなかで 三月の歌 と、勝手に
決めつけている。
「魚歌」が発行されたのが1940年とあるから、もう70年も前の歌なのにそんなに古いとは思えないのが不思議な気がしている。
モダニズムな表現のこの歌は、当時ではきっと異色な歌であったのかも・・・
明日は春となる・・・とあるので立春の頃かもしれないとも考えるが、受け取る側の感覚は3月として読んでいる。
そこが短歌の自由なところで、読み取るほうは自分の感覚で読んでいいのではないかと、これはやーや独自の考えかもしれません。
短歌を詠むことは勿論ですが、人様の短歌を読み、あじあうことも楽しいことです。
好きな歌に出あえることを楽しみに、これからも短歌を読み続けたい思っています。
齋藤史氏は2004年に亡くなられた歌人で、
「魚歌」は史氏の第一歌集です。
今回掲載した歌はお若いころの歌ですが、今聞いても
通る歌ですね。
本で拝見するかぎりでは、とてもモダンな方でいらっしゃいました。
梅、すでに満開です。少しづつ春に近づいている気がします。
短歌には疎くて、 齋藤 史さんという歌人も「魚歌」も、知らないのですが
なんか発想が現代的で、いいですね。
きっとモダンなかたなのでしょうか?
梅の花、遠くの青空とのコントラストがとてもきれい。
俳句と短歌と両方だと、大変ですね。でも締め切りが
あるので作るのかもしれません。
私も同じですよ。歌を読むことはいつもしていますが、
自分が詠むのはなかなかです。それでも締め切りに
追われて作っていますが・・・
家の梅は例年より、半月ほど遅れての開花でした。
昨日今日が暖かくて、一気に満開になりましたよ。
「名古屋農業センター」の梅はどうでしょうか。
探歩会で、あちこちに行かれること楽しみですね。
健康でおられることの秘訣でしょうか!
うすいがらすも磨いて待たう・・・私もこの詩好きになりました。ありがとうございます。
もう梅の花の季節なのですね。
ことしは梅や桜の花ものは、情報では開花が遅れているようですね。
探歩会であす「名古屋農業センター」の枝垂れを観賞しに行くことになっていますが2~3分咲きといったところでしょうか。
少し残念でたまりません。