平成26年4月14日 第三十番札所 百々山 善楽寺を参詣しました
善楽寺は 806~810年弘法大師が この地を訪れ 土佐の国 一宮 総鎮守である 高鴨神社の
別当寺として 善楽寺を建立し 霊場と定められ 神仏合祀っていましたが
明治の廃仏毀釈で廃寺となり 本尊の阿弥陀如来は 29番国分寺に預けられ 明治9年
善楽寺から6㎞離れた 安楽寺が 公許を経て ご本尊阿弥陀如来を招いて 三十番霊場の業務を始めました
その後 善楽寺は 復興されましたが 安楽寺は札所の業務を続け 三十番札所は二ヶ所となり
「どちらに お参りを・・・」遍路泣かせといわれた札所は 平成6年に 大師が霊場として開創をした
善楽寺を30番札所に 安楽寺は 善楽寺の奥の院と 定められたそうです
道路と境内の境 門柱
善楽寺境内図
境内に入って左に 高さ5mもありそうな 十一面観音像
手水場 あまのじゃくが 重い石の手水鉢を支えています 仏道に従わない戒めです
昭和57年に改築された 本堂
ご本尊 阿弥陀如来 極楽往生を願う仏さまです
ご真言 おん あみりた ていせいから うん 真言を唱えることにより
死後は極楽浄土ができるといわれています
本堂の前に仏足跡
不動明王 も本堂の前に 安置されています
大日如来の 使者といわれ 仏道に従わない者は無理やり救済するため
忿怒の顔で 右手に宝剣を持ち 左手に鎖を持ち 厳しくてやさしい 慈悲の仏さまです
本堂の左に大師堂 大正時代に建てられています 修行大師像
大師像は 厄除け大師といわれ 厄除け 交通安全に霊験があるといわれています
本堂と向い合せに 子安地蔵堂 子育て地蔵尊
地蔵尊は弘法大師作の 地蔵尊が祀られています
大師が 難産で苦しんでいる女性を 祈祷し 無事に安産ができた 伝説があり
安産 子宝祈願に 信仰を集めており 水子供養の祈願もされるそうです
地蔵堂
可愛いフェルトのお地蔵さんが奉納されています
梅見地蔵
子安地蔵堂の左に1816年から佇む 首から上の病気 ノイローゼ 脳の病気
ボケ封じに ご利益があり 合格祈願をする人も多いそうです
平和の塔
境内の一番東に平和の塔があります
昭和13年旧満州に 出兵した戦没者の供養塔です
二度と戦争を起こさないよう 永久の平和を祈念して建てられています
庫裏 納経所 「納経所はこちら」案内地蔵さん
広々とした境内に 堂宇はコの字型に 並び 見通しが良く
パチリをしていても 置いてきぼりの心配なしの 善楽寺を後に
つぎ31番札所 竹林寺まで 約9km バスで20分です
おしまい