yurikago-sa

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四国八十八カ所 第六十六番 雲辺寺

2015年01月07日 | 日記

四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 第11回

 平成26年10月27日 「菩提の道場」から 香川県「涅槃の道場」の打ち始め 

標高927m 霊場で最も高い所にあり 関所寺でもあります 

第六十六番 巨鼇山(きょごうざん)雲辺寺を参詣しました

雲辺寺は 弘法大師が16歳の789年雲辺山に登り 霊気を感じて堂宇を建立したのが

始まりとされ 818年大師45歳のとき 嵯峨天皇の勅命を受け 

千手観世音菩薩を刻み本尊とし 護摩修法を行い 仏舎利(釈迦さんの遺骨とか灰))と

毘虜遮紗那法印(びるしゃなほういん(仏法石))を納め 七仏供養をされ霊場に定められました

 鎌倉時代には 僧侶たちの学問・修行の道場となり 

七堂伽藍と12坊(僧侶の住居)が並び「四国高野」と呼ばれていたそうです

雲辺寺境内図

ロープウエイ

香川県 大野原から 全長2594mを7分で山頂まで行け

お天気が良ければ 瀬戸内海や 瀬戸大橋も見渡せますが・・・

県境 住所は徳島県ですが 霊場としては讃岐の打ち始めです

(徳島県側に雲辺寺 香川県側はロープウェイの山頂駅  靴は雲辺寺に向かっています)

 

山頂駅近くの 石柱と おむかえ大師像

     

  

五百羅漢像

釈迦のもとで修行した500人の優れた弟子達の羅漢さんが 喜怒哀楽 様々な表情で 

 山頂駅から 境内までのあちこちに祀られて お遍路の目を楽しませてくれます

 自分に似ている羅漢さんも居ると言いますよ

 

羅漢さんを楽しみながら坂道を下ると 雲辺寺の石柱と 手水場

   

そして  仁王門

 

金剛力士像

  

仁王門をくぐって 左に緩やかな坂を下り 厄除け女坂を上ったところが 本堂周辺の境内

参道の脇 いたるところに石灯燭が ずら~っと並んでいます

女坂を上がった 左手に 水堂

弘法大師が掘られたといわれる 霊水が湧く井戸「南無大師遍照金剛」と唱えて お水をいただきます

右手に 納経所 

納経所の近くに 水子地蔵尊

本坊の前に おたのみなす のブロンズ

  

 

本堂 コンクリート造です 

ご本尊 千手観音坐像は弘法大師が刻んだと伝えられ 国の重要文化財です

本堂内陣には 石造りの観音像が祀られています

ご真言 おん ばざらたらま きりく

千の慈悲の手と目で 願を叶えてくださり 除病 長寿 夫婦円満 

難産にご利益があると言われています

本堂の左に 護摩堂

 

護摩堂の左に 本坊 前におびんずるさんも安置されています

   

納経所左の坂道を上ると 大師堂 前に稚児大師像も安置されています 

大師堂の後ろに 大師堂奥拝殿があります

 

大師堂 左に 五社大権現

五社大権現の側 茄子の中に安産観音像 

安産をナスでしょう・・・(-_-)/~~~

  

大師堂付近に 一言観音さん      お地蔵さん 叩くと高く澄んだ音がしてカンカン石ともいいます                   

  

鐘楼

   

10月27日 雲辺寺の紅葉は間もなく満開といったところでした

         

1573~1592年土佐の戦国大名 長宗我部元親が 雲辺寺を訪れ 

当時の住職 俊崇坊(しゅんそうぼう)に 四国統一の 野望を 話したところ 

住職は「あなたの 器では四国平定は無理 土佐一国で相応 茶釜の蓋で水桶の蓋に

するようなもの」つまり器が小さいと 諌め 戦においては 容赦ない元親はこの時ばかりは

住職の言うことを聞き 雲辺寺は戦禍を免れたといわれています

        

つぎ67番札所 大興寺まで 約10km バスで約20分です

 おしまい 


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