yurikago-sa

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四国八十八ケ所 第二十七番札所 神峯寺

2014年05月24日 | 日記

四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 

5回目は 4月14日 27番から33番の7ヶ寺を巡りました。

最初に 高知県安芸郡 安田町 第二十七番 竹林山 神峯寺を参詣しました

神峯寺は神功(じんぐ)皇后(在位201~」269年)の勅命で戦勝を祈願することを目的に

天照大神など諸神を祀ったのがはじまりといわれています 

その後 聖武天皇(在位724~749年)の勅命で 行基菩薩が 十一面観音像を刻み本尊として神仏合せ祀って開創

 その後804年に 弘法大師が 諸堂を建立し十一面観音像を納め「観音堂」と名付け 霊場に定められ 

明治の初めの神仏分離までは 寺と神社が同居していましたが 分離後は本尊の十一面観音像は

26番の金剛頂寺に移され 廃寺となっていましたが 明治20年に再興されたそうです。

神峯寺は お遍路の関所として  罪を犯した遍路 邪悪な心をもつ遍路は

懺悔 改心しなければ お大師さんから 罪が下るといわれています

  

バスツアーは 麓でマイクロバスに乗り替え約15分で 神峯寺参拝専用駐車場に着きます

神峯寺境内図

駐車場から急坂上りの途中にモニュメント

「こりゃ~ きつい!」 「まっこと  しんどい!」 泣きたいような 顔の 「同行二人」像

 愛知県 水谷夫婦の 愛の石碑 

昭和37年 愛知県の水谷繁治さんは 脊椎カリエスを患った奥さんを伴って霊場巡りをされ 

ここ神峰寺は 札所屈指の遍路ころがしといわれ まっ縦と呼ばれる急坂が続く霊場です 

歩けなくなった奥さんを 背負って 急な坂道で足を滑らし 背中の奥さんを 落としてしまい

その衝撃で 奥さんは自力で立ち上がり 歩けるようになったといいます

 夫婦は感謝 記念に この石碑を奉納されたそうです

 小松直幹翁の胸像

四国八十八ケ所 屈指の難所と言われた遍路道も 

 小松直幹翁が 自分の資財で 車が通れるよう 舗装道路をつけられました

当初は神仏同居でしたが 神仏分離 廃寺 再興を経て

神峯寺の 仁王門 神峯神社の鳥居が並んで建っています 

二層仁王門

    

金剛力士像

    

仁王門をくぐって 最初に お手洗場に 烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)

この明王は  不浄除けに霊験があるといわれ

 あらゆる不浄を清 浄に転じる力を持ち トイレの神様として信仰を集めているそうです

 

本坊 納経所

納経所の前に休憩所

休憩所の左に 鐘楼

 

鐘楼の裏手に土佐の名水 神峯の水 と 水子地蔵尊

土佐の名水 神峯の水といわれる 霊水が湧いています

重病で危篤状態の女性が 夢にお大師さまが現れ 水を飲ませてもらったところ 

一命をとりとめ その水を探して まわったところ 神峰寺で見つけたと伝っています 

  

本堂まで150段余り  段の高さが やさしい石段が続きます

両脇に さつきの新緑が清々しく 隅々まで 手入れが行き届いた 美しい庭園が広がります

四国霊場屈指の 美しい庭と言われています

 

 石段の途中に石仏さんたち

 

石段を大方上ると途中で 不動明王像が見守っています

不動明王 は 大日如来の 使者といわれ 仏道に従わない者は無理やり救済します

 忿怒の顔で  右手に宝剣を持ち 左手に鎖を持つのですが~・・・ 持ってないどうして?

厳しくもやさしい 慈悲の仏さまです

  

不動明王像から左に登りきると 本堂の境内に辿り着きます 

手前に 躍動感あふれる みちびき大師像が迎えてくれます

 

本堂

ご本尊十一面観音 四方八方に お顔向けて人々を救ってくださいます。

三菱財閥を築いた岩崎弥太郎のお母さんは 安芸市井口の家から40㎞の道を歩いて

21日間 日参して息子の開運を 祈ったと伝えられています

また神峯寺は海の仕事に携わっている人達の 海の安全 豊漁を祈る 祈願所としても信仰されています

  

本堂の右に  観音堂 と 仏足石

観音堂には聖観音菩薩像が祀られ 参拝者の写経も納められています

  

 

本堂の 左に 地蔵堂

 地蔵堂の右に 行基菩薩 報恩供養塔 新しく建立されていました

 本堂から右に石段を上った所に 大師堂があります

石段に沿って 六地蔵が並んでいます

六地蔵は 悩み苦しむ人々を救ってくださる 六種類の地蔵菩薩さまです

お地蔵さまは人間界だけでなく 六道と呼ばれる六つの世界

地獄道 餓鬼道 畜生道 修羅道 人間道 天道を 救済する菩薩さまです

  

        大師堂                        お迎え大師像

 牡丹桜が彩り  静寂の空間 ホーホケキョ の声が聞え  手入れのいき届いた境内に 

心和むおもてなしの 27番 神峯寺でした

 

実はツアーのバスの中にカメラを忘れ 神峯寺は 次の日(4月15日)に行って

パチリをしてきました 参拝者の少ない時間帯でしたので 静かで ゆっくり パチリができ ラッキーでした

美しい庭園と 小鳥の鳴き声を 動画にしました  ブレ ブレですが ガマンして見て下さい

ここをクリックして下さい

おしまい

 


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