四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝
第13回目は 平成26年12月21日 78番~83番の6ヶ寺を巡りました
始めに香川県 綾歌郡宇多津町 瀬戸大橋の足元 小高い丘の上の
第78番 仏光山 郷照寺を参詣しました
郷照寺は725年 行基菩薩が 阿弥陀如来を刻み本尊として安置し
道場寺と称したのが始まりで 807年弘法大師がこの地を訪れ 大師自身の像を刻み
厄除けの誓願をされ 伽藍を修築し 寺名を郷照寺と改め 霊場に定められました
1288年 踊り念仏で知られる一遍上人が 全国行脚の時 郷照寺を訪れ
伽藍を修復し浄土宗の教えを広め その後兵火等で伽藍を焼失 江戸時代に高松藩主
松平頼重公が再興され その時 一遍上人を偲ん時宗(じしゅ)と真言宗の寺として
四国札所で唯一の 両宗派の 霊場となっています
山門の手前で 開運大吉地蔵が お遍路を迎えてくれます
山門
参道の右手に観音さま
石段を 数段上ると鐘楼 手水場が並んでいます
さらに数段上がると左手に納経所
納経所から右に折れると 二層屋根の本堂があります
本堂の右手前に庚申堂 (こうしんどう)
青面金剛(青い肌で身体に蛇をからませ6本の手に武器を持っている)と
青面金剛の従者三猿が祀られてています
諸病平癒に霊験があり
原因の分からない病気の病魔を除いて下さるそうです
青面金剛 (しょうめんこんごう)ダウンロード画像
庚申堂の縁さきに 撫で仏さま
仏様をさすると病気平癒の願いを叶えて下さいます
さぬきの三大ポックリさま
お参りすると 歳をとっても人さまに 下の世話をかけないように
ポックリ逝けるそうです ピンピンポックリ です
本堂から左脇の石段を上ると 大師堂です
大師堂
大師自作の尊像は「厄除けうたづ大師」の名で親しまれています
大師堂の前に 観音さまの足元の階段を下りると 万体観音洞
洞内に全国から奉納された 一万体を超える小さな観音像が並んでいます
大師堂の左横の広場に 十三仏など 沢山の石像 お社があります
修行大師像 波切不動明王
淡島明神
安産 子授 裁縫の上達 婦人病治癒 人形供養など
女性に関するすべてのことに霊験があるといわれています
郷照寺の守り神 常盤明神 商売繁盛の神様です
古く 郷照寺の臨阿という優しい坊さんが 犬に追われ 傷ついたタヌキを
助けたことがあり 戦乱や飢餓で 悪人達が寺に住み付こうとすると
タヌキのお化けが出て 追い払って寺を守り
以来タヌキを守り神としてお祀りしているそうです
つぎ79番札所天皇寺まで車で約20分です
おしまい
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