ささやんの天邪鬼 ほぼ隔日刊

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

韓国政府の対抗策は

2019-07-05 11:34:42 | 日記
興味にまかせてネットの森を散策する。それが私の朝の日課になっている。私が利用するのは、ほとんどが Android のタブレットだが、日に一度は Windows のノートPCを開く。Microsoft Edge の、そのスタート画面に表示されるニュース記事が面白い。ところがこれは、(残念なことに)Android のタブレットでは見ることができないのである。

きのう この Edge のスタート画面に、面白い記事が載っていた。《輸出規制、韓国で広がる「政権批判」と「不買運動」》という日韓貿易戦争に関する記事である。

この記事によれば、韓国では、輸出規制の措置をとった日本政府に対して、何の対策もとろうとしない文在寅政権の無為無策ぶりが激しい批判にさらされているという。「日本の過ちとは別に、文在寅政権の対応には深刻な問題がある。実効性もない世界貿易機関(WTO)の提訴が最優先対策として取り上げられている。政府内でも『対策のない対策会議』との批判が出るほど手詰まりだ」といった具合である。
以下のような韓国政府批判も取りあげられている。
「日本政府の狭量だけを咎めるわけにはいかない。事態がここまで至るまで、果たして韓国政府は何をしていたのかを問わざるを得ない。(中略)韓国内部からも、政府が積極的に乗り出さなければならないという声が出ていたが、政府は事実上、手をこまねいているだけだった。」(中央日報)

要するに、韓国政府は効果的な反撃の術を見いだすことができず、国民はこれに苛立っているということである。輸出規制の対象になった3品目の、その国産化をめざすという例の企ても、きっと実現のメドが立たないのだろう。
Edge のきょうの記事《韓国への輸出規制強化 文政権の報復はあるか》には、高橋洋一氏(元内閣参事官、嘉悦大学教授)の次のようなコメントが紹介されていた。「日韓の経済や貿易の構図から考えると、韓国がとりうる報復策というのはおおよそ思いつかない。」

韓国では、「今回の輸出規制は、安倍政権が参院選のためにあみ出した人気取りの謀略だ」との意見も聞かれるようだが、韓国政府の、そして韓国民のこうした反応をみて、安倍首相もほくそ笑んでいるのではないだろうか。(それにしては、きのうの夕方7時のNHKニュースに出演した安倍首相は、ずいぶん疲れた顔をしていたな。やっぱり年金問題で苦戦しているのだろうか・・・)
コメント
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