院内設備の高周波電気メス(VIO300D-APC2)の記事で7mmまでの血管、組織を組織自身のタンパク質を固めることによりシールする「血管シーリング」をご紹介しました。
これにより特に犬で問題となる『縫合糸反応肉腫』(体内に人工糸を残した場合に稀に糸の周りに起こるしこりであり、不妊手術では周りの組織や血管を巻き込んで腎機能障害や場合によっては結腸を圧迫することによる排便障害等を起こすこともある厄介な病気)の発生を0にすることができます。
不妊手術以外でも、腫瘍等による癒着の剥離や血管処理を早く確実に行えるため、麻酔や手術時間の大幅な短縮、動物の負担軽減に大きく寄与することが可能です。高価な専用器具を使用する必要があるため通常の手術料に使用料(5000円から10000円)が加算されます。
「血管シーリング」をご希望の際は手術の予診/術前検査時に伝えていただけば対応させていただきます。
不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。