築20~30年程度の3階建て住宅で多い、1階が鉄筋コンクリート造で2階以上は木造住宅の1階はジメジメしやすく結露が起こりやすいのが難点です。
このお宅も北側押し入れの裏の漆喰は浮いてしまい、クロスはコンクリート躯体に直接張っているため、捲れています。結露のためです。
そこで結露の酷かった北面と東面の壁には木下地を打ち、吸湿性の良い石膏ボードを仕上げ下地に用いて、躯体と仕上げ材との間に空気層を設けることで結露による仕上げ材の劣化の進行を早めるのを防ぎます。あと、お天気の良い日には窓を開けて換気を心がけていただくことで、以前より長くお部屋を綺麗な状態に保つことができるはずです。