兵庫県立美術館において建築家とゼネコンの責任者それぞれの講演と、安藤忠雄建築研究所員とゼネコン担当者による建築体験ツアーがあり、多忙な仕事の合間に走って参加しました。
建築家から見た安藤建築と、安藤建築を建てた施工者による安藤さんの裏話は面白かったです。それにしても今回の主催者であり建築発注者である県美においてあれだけ安藤さんの悪口を楽しそうに?話させるのも面白いなあ!それだけ安藤さんが魅力的な人物なのでしょうね。
所員も来てるんですから安藤さんの耳にも入るだろうし、聞こえても本人の耳には入らない人物なのか?それとも話題になって議論を促すために安藤さん自身が仕掛けてるのではないか?と僕は思います。
実験精神旺盛なのが建築家ですから、建築家の言うがままに建築したのでは後々具合が悪いし、施工者側の力が強すぎても機能やメンテナンス優先になって面白みのない建築になってしまいます。まさに建築とは設計と施工と施主のせめぎ合いであり戦いです。それぞれが限界を超えて力を出し切るか?どうかが名建築の分かれ目ですね。