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『おんな城主直虎』1話  ここから先は全て運

2017-01-10 15:10:31 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』の感想まとめのまとめです。


神作ビハインドに定評のある森下佳子脚本。
満を持してスタート。




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■大河ドラマ水落オープン




ヒット祈願だよアバン水落ちバッシャーン!!
朝ドラじゃなくて大河なので滝つぼバッシャーン!!


そんなおとわちゃん(直虎の幼名)がまあやんちゃなことっていったらもう。



『あさが来た』のあさと、『ごちそうさん』のちびめ以子を掛け合わせたような、THEおてんばハイブリッド。


水落ちから屋敷に戻る途中「腹減ったぁあ!!」と叫んでたり。
びしょ濡れの着物で「風邪ひくから着替えなさい!」と怒られても「風邪などひいたことはなーーい!」と駆けだしてしまったり。



お馬をひとりで駆けさせて、すごい!




■戦国ネコ歩き


大河ドラマといえばオッサンですよ、オッサン。

「あなたは三浦春馬派?高橋一生派?」という番宣が年末になされていましたが。
いやむしろそこは「吹越派?筧派?でんでん派?それとも梅雀派?」でしょう。


ほーらきたきた、血気盛んな宇梶剛士。


腹に一物ありそうな吹越満。


小国の殿様感あふれてる杉本哲太。





「はっはーおっさんたまらん」とニヤニヤしていたら、とんでもない一撃が放たれました。

なんと……



小林薫が……

にゃんこを抱っこして……

幼女にたしなめられている……



小林薫が…

にゃんこを抱っこして……

寺をウロウロしている……


小林薫さん演じるのは、井伊家の菩提寺・龍潭寺の南渓和尚。
信長や秀吉が台頭するよりも前の戦国時代、光に陰に活躍していた寺社勢力として、抜群の存在感。





■戦国ベルサイユのばら




井伊谷の元気な子供たち、おとわ(新井美羽)。
亀之丞(藤本哉汰)、鶴丸(小林颯)。



この子たちが後に成長して、次郎法師・井伊直虎(柴咲コウ)、井伊直親(三浦春馬)、小野政次(高橋一生)となるのですが。

前述のとおり、やんちゃGIRLなおとわ。
でも心のうちには亀への秘めた想い。



そのおとわの許嫁になる亀は、体は弱いけれど心優しい笛吹く少年。



鶴は鶴で、亀とおとわのそれぞれの親友のポジション。
賢くて聡明で、ついきつい当たりをしてしまうんだけど、でもその心にはおとわへの思いを秘めていて。

これは……


ベルサイユのばらじゃないか。
(おとわ=オスカル、亀=フェルゼン、鶴=アンドレ)



いやまあおとわと亀がくっつくのは物語を進める以上は大事なんだけれど、
「鶴と亀でもいいんじゃないか」って思ったの私だけじゃないですよね?(ゲッスい顔





■ブラック笑点




日本昔話、ナウシカ、ラピュタ、朝ドラ、ベルばら、ねこ歩き、トトロ、スタンドバイミー、ボラギノール……
ここまで和洋折衷様々にミックスされて、少し混乱してきたあたりですが。

後半から急転直下の大河ドラマでした。

直満叔父上の北条への内通が今川にバレた。



来たよ来たよ……


THE今川義元どーーーん。




そしてはじまる……


ハードモード大喜利。


「山田くーん、直満の首持ってっちゃって」

それは笑点の闇。


そこからはもう一気にサスペンスですよ。

山伏の遺体発見。
南渓和尚が遺体の不自然さに気づき。

あれ?この男を見たことがある…?


 

父(直満)に聞いてみればいい、と向かった先には直満の首。
響くは亀の悲痛な声。

屋敷に戻った鶴が目にしたのは、今川の使者と会っている父。
なぜ父は直満が死んだことを知っているのか。
まさか自分の父が、親友の父を死においやったというのか。



そして始まる逃亡劇。
(10歳の子ども2人を肩に担ぐ市原隼人強い)

「竜宮小僧になってくれ」
「ここから先は全て運」


時代と権力に翻弄される井伊家の人々は生き残ることができるのかっ!


……って感じなのですが、嘘がヘッタクソな井伊家の人たちがもう輝いて見えてしまって。
だって去年一年間見てきたのって、息をするように嘘をついて、バレたらバレたで開き直って逆ギレするようなぐう畜・昌幸パッパじゃないですかぁ。

改めて評価される真田昌幸、強い。




■玉木宏(7)を超えてくるかもしれない


やはり菅野サウンド、抜群に好きですね。
あとコントラスト強めの画面も『平清盛』を思い出します。
さすが、チーフD・渡辺一貴さん。

 

新井美羽(10)の剃髪姿も楽しみだけど、阿部サダヲ(13)が何よりの楽しみ。







■おまけ。










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