2016年後期BK朝ドラ『べっぴんさん』の第14週「新春、想いあらたに」のネタバレ感想。
お正月のショートストーリー2本立て。
関連リンク
・『べっぴんさん』13週 がんばれ紀夫君!
・『べっぴんさん』12週 穏やかな時間の中で
過去ログ、『あさが来た』『てるてる家族』他朝ドラなどこちら。
・朝ドラ感想記事のまとめ
『精霊の守り人』『ちかえもん』『映像の世紀』他、大河、Nスペ、BSプレミアムのまとめ。
・結構ゲスいテレビっ子の備忘録まとめ<NHK系>
『重版出来!』『天皇の料理番』『新釣りバカ日誌』など民放ドラマ、映画などなどのまとめ
・テレビっ子の備忘録まとめ。<民放系>
●マイルドな渡鬼
昭和25年の元旦となりました。
近江の本家のお正月。
14週前半は、この近江での様子が描かれます。
正月早々にいがみあってる男たち。
妻たちは険悪な空気から逃げるも、取っ組み合いの喧嘩がはじまりそうになって。
穏やかなおばあちゃんがブチ切れる。
(血圧上がりすぎて体調崩す)
味の違いからか、子どもが「おばさんの料理まずい!」と爆弾発言。
「まずい」なんて子供に正直に言われたらちょっと辛い。
あーあー。
これ田舎の正月あるあるだわーー。
なぜか正月におじさんたちが喧嘩しだすんですよね。
12月の怒濤の忙しさがあるわけでもなく、泥酔してるわけでもなく、突然スイッチが入るあの兄弟げんか。
あれ何かあるんですかね。
しかも子どもは味に敏感。
大人向けの甘さひかえめのスイーツに違和感を覚えて、まずい発言もあるある。
ましてやさくら。
ここまでの話の中で、すみれには甘えることが出来ませんでした。
だから「まずい!喜代さん作り直して」って言っちゃったんですかね。
静子さんの前でそれを言ってしまうのはどうかなとは思いますが。
ここだけで「わがままな子」では決してないと思います。
おじさんたちが喧嘩して、ばあちゃんが倒れてっていう状況だと『大人たちがギスギスしている』というのが、伝わっちゃったのかな。
そして玉緒ばあちゃん。
「じいさんが夢枕に立った」という『多分うそ』をついて、押し入れの中から掛け軸を出しました。
そこに書いてあったのは……
『飲んで食って歌へ』
これを見た長太郎おじさんと58パパン。
『玉緒ばあちゃんが掛け軸にこめた思い』に気付いたんでしょうね。
そこに気付いて、お互いに「大人げなかったね」と。
和やかさをとりもどした宴会の席では兄弟が愉快に歌い、義兄弟も二人羽織を披露し。
今度は逆に大人たちの楽しい雰囲気が伝わったのか、静子さんにごめんなさい。
たかってる長太郎おじさんもなかなかいい味出して、めでたしめでたし。
うん、年明けだしこれくらいライトな感じでいいんじゃないですかね。
田舎の正月あるある。
●英語あるある
続いて後半は明美ちゃんの話。
相変わらず空回りしている紀夫いいよ紀夫。
(近江本家のネタをキアリスで披露したってすみれ以外がわかるはずねえだろww)
よし、今年も頑張れ。
その空回り紀夫が持ってきた話のは、輸入部門を創設しようという話。
「じゃあ英語ができる人が必要だよね」とすみれが言ったら。
「ゆりさんはどやろ?」
紀夫おおお、そこは明美ちゃんだよ……
明美ちゃんがエイミーの時通訳してくれたんだよお……(3週の話)
あっ、いや、紀夫はエイミー知らないんだ。
むしろ板東営業部でなじんでたゆりのほうを知ってるんだ。
ところがどっこいゆりさんは今子育てに大忙し。
それどころじゃねえって言われてしまって、結局明美ちゃんが商談の場に立つことに。
でも明美ちゃんの得意なのは医療英語の方。
ビジネスのそれとは別物に近いものです。
案の定、交渉が決裂してしまいました。
凹むねえ、これは。
看護も英語も独学で勉強してきた明美さん。
いくら畑違いの分野とはいえ、「通じない!」なんて言われちゃったらきっついよね。
そんな落ち込む明美さんを励ましたのが、まずは麻田さんでした。
「頼れるのは自分だけやから」
そしてゆり姉ちゃん。
すみれを経由して、落ち込む明美ちゃんに会いに来ていました。
「あなたの自意識はいらない自意識やと思うわ」
元バリキャリのゆり姉ちゃんが、悩めるバリキャリの明美ちゃんに贈るアドバイス。
なりふりかまうな、必死にもがけ。
そうやって幸せをつかむんだ。
最後に笑えばいいんだ。
今まで頑張ってきたことを否定する必要はない。
自信を持っていい。
ビジネス英語と医療英語の違い、と見せかけてその向こうに『バリキャリ女の生き方』が埋め込まれていた回でした。
●ショートストーリー仕立て
年末から変則的な放送スケジュールでした。
・紀夫のキアリス入社
・近江のお正月
・明美ちゃんとゆり
ショートストーリー仕立てで年をまたいだ、といったあたりでしょうか。
ただでさえ1週間の放送休止期間が入ってしまいますしね。
年末の総集編から視聴開始する視聴者向けにも分かりやすい作りだったと思います。
ちょっと不満があったとすれば。
お嬢さんたち、その衣装ぐるっとみせてごらんなさいな。
お正月のショートストーリー2本立て。
関連リンク
・『べっぴんさん』13週 がんばれ紀夫君!
・『べっぴんさん』12週 穏やかな時間の中で
過去ログ、『あさが来た』『てるてる家族』他朝ドラなどこちら。
・朝ドラ感想記事のまとめ
『精霊の守り人』『ちかえもん』『映像の世紀』他、大河、Nスペ、BSプレミアムのまとめ。
・結構ゲスいテレビっ子の備忘録まとめ<NHK系>
『重版出来!』『天皇の料理番』『新釣りバカ日誌』など民放ドラマ、映画などなどのまとめ
・テレビっ子の備忘録まとめ。<民放系>
●マイルドな渡鬼
昭和25年の元旦となりました。
近江の本家のお正月。
14週前半は、この近江での様子が描かれます。
正月早々にいがみあってる男たち。
妻たちは険悪な空気から逃げるも、取っ組み合いの喧嘩がはじまりそうになって。
穏やかなおばあちゃんがブチ切れる。
(血圧上がりすぎて体調崩す)
味の違いからか、子どもが「おばさんの料理まずい!」と爆弾発言。
「まずい」なんて子供に正直に言われたらちょっと辛い。
あーあー。
これ田舎の正月あるあるだわーー。
なぜか正月におじさんたちが喧嘩しだすんですよね。
12月の怒濤の忙しさがあるわけでもなく、泥酔してるわけでもなく、突然スイッチが入るあの兄弟げんか。
あれ何かあるんですかね。
しかも子どもは味に敏感。
大人向けの甘さひかえめのスイーツに違和感を覚えて、まずい発言もあるある。
ましてやさくら。
ここまでの話の中で、すみれには甘えることが出来ませんでした。
だから「まずい!喜代さん作り直して」って言っちゃったんですかね。
静子さんの前でそれを言ってしまうのはどうかなとは思いますが。
ここだけで「わがままな子」では決してないと思います。
おじさんたちが喧嘩して、ばあちゃんが倒れてっていう状況だと『大人たちがギスギスしている』というのが、伝わっちゃったのかな。
そして玉緒ばあちゃん。
「じいさんが夢枕に立った」という『多分うそ』をついて、押し入れの中から掛け軸を出しました。
そこに書いてあったのは……
『飲んで食って歌へ』
これを見た長太郎おじさんと58パパン。
『玉緒ばあちゃんが掛け軸にこめた思い』に気付いたんでしょうね。
そこに気付いて、お互いに「大人げなかったね」と。
和やかさをとりもどした宴会の席では兄弟が愉快に歌い、義兄弟も二人羽織を披露し。
今度は逆に大人たちの楽しい雰囲気が伝わったのか、静子さんにごめんなさい。
たかってる長太郎おじさんもなかなかいい味出して、めでたしめでたし。
うん、年明けだしこれくらいライトな感じでいいんじゃないですかね。
田舎の正月あるある。
●英語あるある
続いて後半は明美ちゃんの話。
相変わらず空回りしている紀夫いいよ紀夫。
(近江本家のネタをキアリスで披露したってすみれ以外がわかるはずねえだろww)
よし、今年も頑張れ。
その空回り紀夫が持ってきた話のは、輸入部門を創設しようという話。
「じゃあ英語ができる人が必要だよね」とすみれが言ったら。
「ゆりさんはどやろ?」
紀夫おおお、そこは明美ちゃんだよ……
明美ちゃんがエイミーの時通訳してくれたんだよお……(3週の話)
あっ、いや、紀夫はエイミー知らないんだ。
むしろ板東営業部でなじんでたゆりのほうを知ってるんだ。
ところがどっこいゆりさんは今子育てに大忙し。
それどころじゃねえって言われてしまって、結局明美ちゃんが商談の場に立つことに。
でも明美ちゃんの得意なのは医療英語の方。
ビジネスのそれとは別物に近いものです。
案の定、交渉が決裂してしまいました。
凹むねえ、これは。
看護も英語も独学で勉強してきた明美さん。
いくら畑違いの分野とはいえ、「通じない!」なんて言われちゃったらきっついよね。
そんな落ち込む明美さんを励ましたのが、まずは麻田さんでした。
「頼れるのは自分だけやから」
そしてゆり姉ちゃん。
すみれを経由して、落ち込む明美ちゃんに会いに来ていました。
「あなたの自意識はいらない自意識やと思うわ」
元バリキャリのゆり姉ちゃんが、悩めるバリキャリの明美ちゃんに贈るアドバイス。
なりふりかまうな、必死にもがけ。
そうやって幸せをつかむんだ。
最後に笑えばいいんだ。
今まで頑張ってきたことを否定する必要はない。
自信を持っていい。
ビジネス英語と医療英語の違い、と見せかけてその向こうに『バリキャリ女の生き方』が埋め込まれていた回でした。
●ショートストーリー仕立て
年末から変則的な放送スケジュールでした。
・紀夫のキアリス入社
・近江のお正月
・明美ちゃんとゆり
ショートストーリー仕立てで年をまたいだ、といったあたりでしょうか。
ただでさえ1週間の放送休止期間が入ってしまいますしね。
年末の総集編から視聴開始する視聴者向けにも分かりやすい作りだったと思います。
ちょっと不満があったとすれば。
お嬢さんたち、その衣装ぐるっとみせてごらんなさいな。
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