妄想ジャンキー。202x

人生はネタだらけ、と書き続けてはや20年以上が経ちました。

『真田丸』の『平清盛っぽさ』について語るから、まあ聞いていけ。

2016-09-29 22:59:57 | 大河


2016年大河ドラマ『真田丸』、いよいよ残すは大坂の陣……と盛り上がっておりますが。
第38回『昌幸』の放送、『真田丸』本編とは別ベクトルで盛り上がったのがこちら。


秀頼公…こんなに立派に成長されてた……!
この頼朝なら勝手にグイグイ明日へ明後日へ行けそうな気がする。


というのも、『真田丸』で豊臣秀頼を演じている中川大志さん。
4年前の大河ドラマ『平清盛』で、源頼朝の少年期役を演じられておりました。

【2012年】
  

【2016年】

 

立派に成長しおって……!!



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突然秀頼公の話から入ってしまったのですが、2016年『真田丸』と2012年『平清盛』
この両者、わりとよくつながってます。

例えば、テーマカラーが「赤い色」
  

画面の色が

 

『真田丸』は戦国時代、『平清盛』は平安時代。
どちらも現代より人工の色が少なかった時代。
現代よりもずっとほこりっぽく、夜は暗かった時代。

だからこそ色そのもの、ひいては自然の色や光が美しく映えるものです。





続いて転生キャストも多々出演(故人も含んでます)。

 
ニックネームはダメ義さん・源為義、からの我らが太閤殿下・豊臣秀吉(小日向文世)

 
お茶の間騒然悪左府・藤原頼長、からの転生してもコミュ音痴治ってなかった・石田三成(山本耕史)

 
前述しましたが、明日へ行けない系・源頼朝(若)からのやばいきたこれ!豊臣秀頼(中川大志)

 
ワイルド政子のパッパ・北条時政からの、涙さそう源次郎オタ・上杉の御屋形様(遠藤憲一)

他にも……

 
侍大将・伊藤忠清、からの百姓大将・堀田作兵衛(藤本隆宏)

 
厳島神社の神官・佐伯景弘、からの最速の寝返り絶許・小山田信茂(温水洋一)




物語の中にもいくつか「うん?これ平清盛で観たぞ?」のシーンがあれこれ。
というわけで、以下ストーリーに沿って挙げてみます。



■堺雅人(15)


1回『船出』より




堺雅人(15)なんて気にしないんだ。


玉木宏(7)を知ってるから。





■画的にどうしても。


2回『決断』より。



第2回はおいたわしい勝頼様の最期でした。



この儚さにどうしても思い出してしまうのが……


崇徳院
(このあと、崇徳院大変なことになります)




■叔父だの棟梁だの嫡男だの。


3回『策略』より。






平重盛を演じたのは今や大人気の窪田正孝。

いろんな窪田正孝をいろんな作品で見てるけど、ここまで胃が痛くなる窪田正孝を私はまだ他に知らない。



■初ナイミツ!


4回『挑戦』より



みんな大好きナイミツちゃんこと『白い鸚鵡』


治部様、じゃなくて頼長様のペットで、まあいかにも鸚鵡らしく主人の口癖を真似してしまいます。
頼長様が「内密にな」とか「粛清!」とか連呼するもんだから、悪い言葉を覚えちゃった愛すべき鸚鵡。



■ようこそ清盛の沼へ!


5回『窮地』より






■大河ドラマにおける鳥問題


6回『迷走』より。





■わしのようにお前が斬れ


8回『調略』より。



父がかっこいいだけじゃない、叔父もカッコいいのが真田丸。
『平清盛』の叔父もかっこよさ満点でした。


(この忠正─為義の対比がまた秀逸)



■この暗さがいいんです……と、父が。


10回『妙手』より。








■室賀殿の死に思ふ事


11回『祝言』より





■待ってました豊臣陣営。


14回『大坂』より、転生組の登場でもう大混乱。









■ガタガタっ!


18回『上洛』より。







この唐菓子「清浄歓喜団」、『平清盛』でも多く登場してました。

 
とってもかわいいんだけど、お値段可愛くない高級唐菓子。



■ザワザワッ。


20回『前兆』より。





■怨念だの祟りだの言われると。


25回『別離』より。



前述の「勝頼様は崇徳院」のところで少し触れたのですが、あの儚い崇徳院。
配流先の讃岐でとんでもないお姿になります。


呪いも呪い、祟りも祟り、それがハンパない。
だって日本国の魔王になっちゃうんだもの。





■元悪左府の治部


26回『瓜売』より。








■盛次とか秀盛とかどうだろう。


27回『不信』より









■ナイミツニナ!


28回『受難』より。





■内大臣と……?


29回『異変』より。




内大臣にもいろいろあるからさ(白目。



■(言葉に出来ない)


30回『黄昏』より。

いつもBSプレミアムで18時からの放送を視聴したあと、ネタバレにならない雑な感想をつぶやくのですが。
この時はこれでした。



なんでこんな呼びかけをしたかと言うと、本編でこれがあったから。





転生しても清盛に敵わなかったんだね、為義。




■保元の乱では夜討ちしなかったのにwww


32回『応酬』33回『動乱』より。










■そこからの眺め


34回『挙兵』より。





『平清盛』では祇園女御が清盛に問いかけた言葉。


「ついにのぼられましたな、この世の頂に。いかがにござりますか? そこからの眺めは」

様々な解釈のある言葉ですが、「障子に空いた穴ほどに視野が狭まってしまった清盛」を喩えていたという解釈もできるワンシーン。
(このとき信繁の視野にも『豊臣フィルター』がかかっていたので、似たようなことを暗示していたのかもしれない)



■壊れたレコーダー枠




清正に連れられてやってきた三成の正室・うたさんは、ある言葉を繰り返していました。


「あのお方は豊臣家の事しか考えておりませんでした」

うたさんと同じことをしていた人…じゃないんだけど、人の代わりに主人の言葉を伝えたのがあの白い鸚鵡・ナイミツちゃんのこと。


「チチウエ…チチウエ…」

保元の乱で瀕死の傷を負った頼長は父親である忠実(國村隼)を頼るのですが、藤原摂関家を守るため頼長を助けることが出来なかった忠実。
悲しみと絶望の中、頼長は舌を噛みきってこの世を去ります。

その後、子を見捨てた父親の前に現れた、白い鸚鵡が「チチウエ…チチウエ…」と呼ぶ。
それはいわば頼長の残した父への言葉でした。




■見覚えのある九度山村




さあこの日のメインイベント。
未来へグイグイいっちゃいそうな秀頼公の登場に沸き立つ海の底の都。




海の底の都のほうから、宴の歓声が聞こえたのは多分気のせいじゃない。




こんな感じで残り3カ月、真田丸の視聴を楽しみたいと思います。
大変自己満足なエントリでしたが、ここまでご覧いただきありがとうございました。








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1 コメント

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転生キャストについてのナイミツな話 (六波羅のメアリーあん)
2016-11-16 12:53:02
はじめまして。
これほどまでに「平清盛」愛に溢れたレビュー、本当にありがとうございます。
この4年間、世間の冷たくも心無い風にさらされてきた清盛ファンには、まさに輝く太陽を得たような…そんなあまりの嬉しさから思わずコメントしてしまいました。
「真田丸」に転生した、ダメ義さんのセリフ、
「平清盛が成し遂げたことを、わしはできなんだ…」
には私も本当に感激してしまい、三谷幸喜氏もきっと清盛ファンに違いない、と独断した次第です。
さて、その【転生キャスト】について、ご指摘されている方々以外にも、もう一人いらっしゃるので、畏れながら是非追加させてください。
すごく意外な女優さんなのですが、「稲姫」役の吉田羊さんです。
かなり地味な役どころで、「清盛」では藤木直人さん演じる佐藤義清の妻、春役です。
今では飛ぶ鳥を落とす勢いの吉田さんですが、あの当時はまだブレイク前だったのでしょうか。
長文お許しください。
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