
就活が楽しくなる!そのカギは、私たちが日々”無意識”に行っている自己分析を早期に”意識化”することです。
「大学生のための自己分析のススメ」と題して、簡単にできる自己分析の手法と活用法を、分かりやすく解説してゆきます。
自分を知ることは周囲や世間とつながってゆくことを意味します。あなたにしかできない就活を楽しんでください。
2:自分を知る手法
【2-1】情報収集と情報発信
これまで、就職活動における自己分析の目的と、分析の型について説明して来ました。
以降は、自己分析の”手法”に焦点を当てて、より具体的に進めて行きたいと思いますが、まずは冒頭に述べた、この手法の、最も基本的な考え方を説明しておきます。
それは、自己分析を「情報収集(自分を知る手法)」と「情報発信(自分を知ってもらう手法)」に分けて考え、後で統合するという手法のことです。
一番の特徴は、他者への情報発信を前提とした自己分析の手法ということです。
この手法を、先に述べた3つの目的と結びつけると、以下のようになります。
1,自分を知り、好きになり、自身を持つこと
2,過去の変化に気付き、これからの変化を考えること
「自分を知る手法」
3,自分の事を他者に伝え、理解し判断してもらうこと
「自分を知ってもらう手」
つまり、自己分析の目的を果たすためには、2つの手法が必要ということになります。
しかし、就職活動を開始したばかりの学生の殆どは、「自分を知る手法」の方だけを重視する傾向があり、情報発信の重要性に気付くのは、実際の選考が始まった後となってしまうのです。
従って、これから説明する手法は、なるべく就職活動以前の段階から始めることをお勧めします。
解説図1「自己分析の基本イメージ」
上の図は、「自分を知る手法」と「自分を知ってもらう手法」をさらに詳細に説明するためのものですが、以降は、「自分を知る手法」を”インプット”、「自分を知ってもらう手法」を”アウトプット”とします。
まずインプットの内容ですが、この図では、自分を知るためには3つの情報源が必要であり、そこから得た情報を基に、自分を構成する要素を分類して整理するという手法を示しています。
実は、自分を深く広く知るためには、自分を振り返り考えるだけではなく、他者に訊いて確かめ、職業適性検査などを受けて、自分の能力や知識を客観的に数値で捉えるといた行為が必要なのです。
そして、集まった情報を分かりやすく整理し、真に自分と向き合うために必要なのが「自分を構成する要素」という情報整理の手法です。
次にアウトプットの内容ですが、この図では、相手に理解してもらうための情報発信として、インプットで導いた、自分を構成する要素の中から、3つのカテゴリーを使って”自分らしさ”を表現する手法を示しています。
実は、自分のことを相手により深く理解してもらうためには、様々な側面から自分を表現する必要があります。
「自分はこうです」と言うよりも、「自分は、こんな時に、こう考え、こんな行動をとる。」という説明の方がより理解が増すという手法です。(詳細は後日述べます)
次回は、自分を知る手法(インプット)について詳しく説明して行きます。
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