旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

鳥海山(秋田県・山形県)

2014-09-29 22:14:58 | 秋田県の山

9月27日(土)午前0時30分に我が家を出て、泉PA(ETC)~古川IC~国道47号・108号を通り、由利本荘市鳥海町にある道の駅『清水の里・鳥海郷』で休憩。
今回も単独。
寝袋にくるまって約2時間の仮眠をとる。
コンビニを探して、朝食と昼食を確保。
(商品の配送時間と重なり、品物がなかなか並ばず、購入まで少々時間がかかってしまった。)

気を取り直して、登山口の祓川駐車場に移動。時間はすでに6時。
お湯を沸かしてポットにつめ、歩き出したのは6時半。

鳥海山  【日本百名山】
   新山:2236m  七高山:2229.2m

祓川ヒュッテの脇を抜け、竜ヶ原湿原の木道を進む。
目指す山がドーンと目の前にある。






祓川神社にお参り。





少し登って振り返れば竜ヶ原湿原と祓川ヒュッテ。





登山道は、紅葉しかかった灌木のトンネル。
両サイドには、まさに木霊を宿したようなダケカンバの巨木。
四神とも言うべきか?













賽の河原は、立ち止まらず通過。





(賽の河原手前にあったお地蔵様)


少しずつ高度を増していく。











(まだ咲いているイワイチョウ)


石の階段状の道を登って行く。
幾重もの山並みが朝の光を浴びて壮麗。







舎利坂では、汗を絞られる。
舎利の道は砂利道などとぼやいてすぐに反省。
”我昔所造諸悪業 皆由無始貧瞋癡 従身口意之所生 一切我今皆懺悔”
                    (修證義「懺悔文」)
足元のリンドウに心癒される。






尾根に到着。
これまたすごい。絶景かな!!





七高山山頂には大勢の登山者が入れ替わりでやってくる。
ノンビリ写真など撮ってはいられない。
新山目指してただちに移動。



▲七高山山頂


大岩が積み重なる新山は、それこそ巨大な積木くずしのようにも思えてくる。
尾根の分岐点から急な火口壁の斜面を落石に注意しながら下り、そしてまた登って行く。



(左下には先行する登山者)


(標柱のあるところから下りてきた斜面)


(この岩場を登る)


(登山者がいる右上の岩頭が山頂)


近くにいた若い方々は、「剱岳に登った気分だ」と語り合っていた。
とにかく”おっかなビックリ”のコースだった。
狭い山頂に次から次に登ってくる。
とても写真など撮ってはいられない。
すぐに離れて、やや下ったところでゆっくり昼食。
風もなくあたたかな陽射しが心地よい。



(新山山頂)


(七高山山頂)


(酒田港の方角)


(飛島側の方角:島はかすかに見える。)


(月山、葉山の方角:右が月山)


胎内くぐりを覗き見し、また七高山側へ登り返して、伏拝岳(ふしおがみだけ)方向へ少し進んでみた。
分岐点から伏拝岳までの距離が1.2kmもあるので、断念。



(伏拝岳の方向に向かう登山者)


(大物忌神社・山小屋)


(象潟コース側の眺望)


しばらくの間、景色を楽しみ下山開始。
コースは、康(やす)新道。
絶景が続く。



(稲倉岳の方角)


(はるか彼方の斜面に何やら赤いリュックのようなもの。まさか、まさかとカメラをズームアップしてみたら・・・。)


(なんと赤く紅葉した低木だった。)


(足元は断崖)


(道は断崖のヘリを辿る。下りてきた方角を振り返る。)


(つい手を合わせたくなるような岩。山頂に向かって座っているように見える。)


七ツ釜滝を覗き込み、足がすくんで「滝壺に落ちたら一人では上がれないな~」などと思ってしまう。
御田は上からの眺めを改めて楽しむ。



(赤く色づいたオオカメノキ)


(登山口から振り返り仰ぎ見る七高山の方角)


駐車場に戻ったのは午後3時40分過ぎになっていた。
とても満足のいく1日だった。

今日のコース





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2 コメント

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この道は今度こそ (morino)
2014-10-07 22:22:53
祓川からは未踏です。
やはり良いコースですね。
来年こそは歩いてみたいものです。
返信する
とても良いコース (やまぼうし)
2014-10-08 22:48:41
morinoさん、こんばんは。
このコースは、最も古くから整備されたとのことで、とても良いものでした。帰路の康新道でも、素晴らしい眺望を堪能でき、これで私もいっきに鳥海山ファンに仲間入りといったところです。
返信する

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