9月27日(土)午前0時30分に我が家を出て、泉PA(ETC)~古川IC~国道47号・108号を通り、由利本荘市鳥海町にある道の駅『清水の里・鳥海郷』で休憩。
今回も単独。
寝袋にくるまって約2時間の仮眠をとる。
コンビニを探して、朝食と昼食を確保。
(商品の配送時間と重なり、品物がなかなか並ばず、購入まで少々時間がかかってしまった。)
気を取り直して、登山口の祓川駐車場に移動。時間はすでに6時。
お湯を沸かしてポットにつめ、歩き出したのは6時半。
鳥海山 【日本百名山】
新山:2236m 七高山:2229.2m
祓川ヒュッテの脇を抜け、竜ヶ原湿原の木道を進む。
目指す山がドーンと目の前にある。
祓川神社にお参り。
少し登って振り返れば竜ヶ原湿原と祓川ヒュッテ。
登山道は、紅葉しかかった灌木のトンネル。
両サイドには、まさに木霊を宿したようなダケカンバの巨木。
四神とも言うべきか?
賽の河原は、立ち止まらず通過。
(賽の河原手前にあったお地蔵様)
少しずつ高度を増していく。
(まだ咲いているイワイチョウ)
石の階段状の道を登って行く。
幾重もの山並みが朝の光を浴びて壮麗。
舎利坂では、汗を絞られる。
舎利の道は砂利道などとぼやいてすぐに反省。
”我昔所造諸悪業 皆由無始貧瞋癡 従身口意之所生 一切我今皆懺悔”
(修證義「懺悔文」)
足元のリンドウに心癒される。
尾根に到着。
これまたすごい。絶景かな!!
七高山山頂には大勢の登山者が入れ替わりでやってくる。
ノンビリ写真など撮ってはいられない。
新山目指してただちに移動。
▲七高山山頂
大岩が積み重なる新山は、それこそ巨大な積木くずしのようにも思えてくる。
尾根の分岐点から急な火口壁の斜面を落石に注意しながら下り、そしてまた登って行く。
(左下には先行する登山者)
(標柱のあるところから下りてきた斜面)
(この岩場を登る)
(登山者がいる右上の岩頭が山頂)
近くにいた若い方々は、「剱岳に登った気分だ」と語り合っていた。
とにかく”おっかなビックリ”のコースだった。
狭い山頂に次から次に登ってくる。
とても写真など撮ってはいられない。
すぐに離れて、やや下ったところでゆっくり昼食。
風もなくあたたかな陽射しが心地よい。
(新山山頂)
(七高山山頂)
(酒田港の方角)
(飛島側の方角:島はかすかに見える。)
(月山、葉山の方角:右が月山)
胎内くぐりを覗き見し、また七高山側へ登り返して、伏拝岳(ふしおがみだけ)方向へ少し進んでみた。
分岐点から伏拝岳までの距離が1.2kmもあるので、断念。
(伏拝岳の方向に向かう登山者)
(大物忌神社・山小屋)
(象潟コース側の眺望)
しばらくの間、景色を楽しみ下山開始。
コースは、康(やす)新道。
絶景が続く。
(稲倉岳の方角)
(はるか彼方の斜面に何やら赤いリュックのようなもの。まさか、まさかとカメラをズームアップしてみたら・・・。)
(なんと赤く紅葉した低木だった。)
(足元は断崖)
(道は断崖のヘリを辿る。下りてきた方角を振り返る。)
(つい手を合わせたくなるような岩。山頂に向かって座っているように見える。)
七ツ釜滝を覗き込み、足がすくんで「滝壺に落ちたら一人では上がれないな~」などと思ってしまう。
御田は上からの眺めを改めて楽しむ。
(赤く色づいたオオカメノキ)
(登山口から振り返り仰ぎ見る七高山の方角)
駐車場に戻ったのは午後3時40分過ぎになっていた。
とても満足のいく1日だった。
今日のコース
やはり良いコースですね。
来年こそは歩いてみたいものです。
このコースは、最も古くから整備されたとのことで、とても良いものでした。帰路の康新道でも、素晴らしい眺望を堪能でき、これで私もいっきに鳥海山ファンに仲間入りといったところです。