先週諦めた高畑山(982m)と倉岳山(990m)を歩いて来た。
JR中央本線進行方向の左手の桂川右岸の山々で、大月以東では倉岳山が最高峰だという。
今回は、『分県登山ガイド 山梨県』掲載のコースをたどった。
高さ的には普通の里山なのだろうが、体力の落ちたわたしにとってはそれを痛感させられた山だった。
鉄道駅からスタートし、ぐるっと回って鉄道駅に戻れるという便利なコース。
東北地方の山々ではなかなかこうはいかない。
*
東急田園都市線二子玉川駅からJR南武線武蔵溝ノ口駅へ、そして立川駅へ。
立川駅からは大月行きの直行便(高尾での乗換なし)で鳥沢駅に移動。
この駅前広場では登山に向かおうとする約20人がいた。
わたしが歩き出したとき、2人の先行者があったが、後ろを振り返ってみると誰もいなかった。
道路に面した民家の角に、文字色のやや薄くなった高畑山・倉岳山への進行方向を示す案内が見えたので、路地を入る。
その先のT字路で、はて左か右かとなった。
たぶん左と進んでみたら、民家の生け垣の前に案内標識が見えて一安心。
その後は順調に桂川を渡る橋まで来ることができた。
(虹吹橋)
(橋の上から見下ろす光景)
小篠貯水池側の入るところに来た。
工事中のためゲートが閉まっている。
脇をすり抜けることもできない。
”どうしよう”
近づいてよく見ると右側の方に登山者向けの小さな表示があり、右の扉を開閉して中に入れるようになっていた。
(登山向けの案内表示が小さい。)
小篠貯水池は水が抜かれていた。
(小篠貯水池)
ここで、山に入る準備を整えていると、鳥沢駅でわたしの先を行った2人が脇を追い越していった。
沢を左に見て進む。
(これまためずらしい鉄骨そのものの桟橋)
(穴路(あなし)峠・倉岳山と高畑山への分岐)
分岐から先はかなりの斜度の道。
ジグザクに作られているとは息が上がる。
(ほっと一息つける平場)
(その平場から向かい側の山を眺める。)
たどり着いた仙人小屋跡。
(戦後30年ほどここに住み、仙人と呼ばれていた人の住居跡だという。)
道はまだまだ急な上りが続く。
年若い男性が軽々と追い抜いていった。
(キツイ上り)
高畑山の山頂標識の前方には、富士山の絶景。
「秀麗富嶽12景」の一つだけのことはある。
(高畑山山頂)
(山頂からの富士山)
(同アップ)
穴路峠を目指す。
(右は雛鶴峠への分岐。峠らしからぬ峠。)
(天神山への尾根道)
(天神山876m山頂)
(天神山からの眺望)
(天神山山頂の見事な松)
快調に下って穴路峠に到着。
別ルートで上がってきた団体さんが集結。
賑やかになってきたので、峠で呼吸を整えることもせず、すぐに倉岳山に向かって突入。
(穴路峠からの上り開始:一見大したことが無いように見えるが、これでいてけっこうキツイ。)
(紅葉を楽しむ。)
(今日一番の鮮やかさか!)
登り切ったところから右方向が山頂。
(倉岳山山頂の手前)
ここでホッとしたので、登山道に背を向けてノンビリと昼食休憩。
山頂は大賑わいだろうから、こういう静かな場所の方が落ち着いていい。
(にぎわう倉岳山山頂)
(倉岳山山頂からの富士山) ※倉岳山も秀麗富嶽12景の一つ。
(同アップ)
(人が写りこまない一瞬で撮影できた山頂)
(山頂からの眺望)
こちらは昼食も終えているので、長居をせずに下山開始。
(立野峠:梁川駅へは右の方向)
(針葉樹の道)
(水場のところで休憩)
ここからがとても長く感じる。
(沢越え:水量の多いときは注意か?)
何度か沢越えを繰り返す。
(目に飛び込んできた大岩。いったい何百年おのが身の上で木々を育ててきたことだろうか!!)
登山口に出た。
(右が登山口)
画像左端にある杭の上には登山者用カウンターが置いてある。
わたしもポチっとやった。
あとは舗装道をテクテク下って梁川駅に到着。
(梁川大橋の上流部)
(同下流部)
(梁川駅から振り返る倉岳山(右後方))
午後2時前に梁川駅に到着。
歩き出した時には「なんでこんな疲れることを・・・?!」と思ったりしていたが、駅に着くころには「今度はどこにしようか?」などと考えていた。
その後はこれまた順調に高尾、立川、溝ノ口と乗り継ぎ、予定よりもだいぶ早めに帰宅できた。
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