2017.12.03(日)午後は、木幡幡祭りの行列に付いて回った。
※その1(木幡山・羽山・羽山神社)は ⇒ こちら
(図をクリックすると公式サイトのページ(PDF)が開きます。)
車内でのゆったり休憩後は、12:30の幡祭り午後の部の出立に向かう。
見物人、特にカメラマンが大勢いる。
(車を置いたあたりを振り返り見る。)
治家公園脇から行列がスタート。
園内にはうどんや餅などを提供する出店が並んでいる。
一の鳥居をくぐって前進。
青空に色鮮やかなのぼり旗が映えてとても美しく見える。
とにかく素晴らしい。
(カメラを抱えた大勢が行く先々で待ち構えている。)
こちらは先に先にと移動して待つ。
立派なカメラを持った人たちは、狙いのカメラアングルを確保しようと一生懸命。
これまでのものとは異なる自分なりの写真を撮りたいのだと言う。
わたしも安達太良山を背景にと欲張ったもののうまく行かなかった。
林道を先回りすると、大岩に線刻された木幡三十三観音の下に出た。
ここは、12、13、14番のものがある。
(木幡三十三観音)
(同アップ)
行列の先頭を見物人が歩くので良いショットが取れず、カメラマンたちは憤懣やるかたなしといったところだった。
大きくカーブする地点が休憩所。
地元の女性たちが湯茶やリンゴなどを提供してくれる。
(羽山産のリンゴはとても美味しかった。)
ここからは傾斜のきつい作業道を上って行く。
重いのぼり旗を抱え、本当に辛そうだ。
空身のこちらだってハアーハアー息切れがする。
鷹取場に到着。
ここは広い台地になっている。
行列に随行してきた若い消防団員が「スカイツリーなどには負けない絶景がここにある!」と言ったとおり、西方の安達太良連峰、吾妻連峰の雄大な眺望が開けている。
雪のある晴れた日はなお格別とのこと。
(行列が上がってきた。)
(記念写真を撮っている。)
景色を見たり、幡行列を見たりしているうちに失敗してしまった。
気が付いた時には行列が先に行ってしまっていた。
あわてて追いかけたもののもう間に合わない。
羽山神社への狭い道には数珠つなぎ。
結局、胎内くぐりは見ないでしまった。
それでも縫うようにして羽山神社に到着。
ここでの儀式を知ることができた。
(ぶら下げている酒の一升瓶。ここまでですでに飲み干し、今は水が入っていると笑っていた。
そういえば、肩から下げていた別の男性は、少々千鳥足気味だったが・・・。)
(狭い山道に動きが取れず、順番待ち。)
(羽山神社での儀式)
ここからの上りと作業道歩きは、幟(のぼり)を丸めてひたすら進む。
そして最後は、隠津島神社に集結。
それぞれの隊の口上のあと、宮司、祭り代表のあいさつがあり、見物人も含めた全員で万歳三唱。
とにもかくにもエネルギッシュな祭りだった。
何年も通っているといった方々の思いは、ホント良く分かった。
(三重塔わきから急な石段を上ってくる。)
(社殿の前に次々と整列。)
解散は午後3時45分過ぎだった。
この後は、午前に歩いた道を下り、車に戻る。
coffee休憩後、午後4時15分に仙台に向けて出発。
さしたる渋滞に合わず、東北道を北上し、仙台宮城ICを抜けて我が家へ。
着いた時間は午後6時20分過ぎ。
とても有意義な一日を過ごすことができ、大いに満足。
ぜひとも再訪してみたいと強く思った。
※その1(木幡山・羽山・羽山神社)は ⇒ こちら
※隠津島神社(幡祭り)の公式サイトは ⇒ こちら
それはさておき、旗と共に山を巡る姿は信仰と山が深く繋がっている素晴らしいものです。
胎内くぐりの後の権立よばりがハイライトでしょうか。見どころは午後ですので良い1日でしたね。
お陰様でとても充実した日を過ごさせていただきました。
生まれ変わりを体現する修験の道を思い起し、さらに興味が深まりました。
晴れた空の下で五色の幡が映えますね。
権立よばりに立ち会えなかったのは残念だったですね。
午前の出立式も楽しいので、来年も是非行って見てください。
とても印象深い祭りなので、ぜひとも再訪しなければと思っています。
見残した”権立よばり”と午前の”出立式”の両ねらい、加えて山をも回ろうなどと欲張りなことを夢想しています。