咲きはじめの綾部山梅林
昨日、久しぶりに人物を主役に使わずに観客を引きつける映画監督「スティーヴン・スピルバーグ」の
「戦火の馬」を観ました。「JAWS」は鮫、「E.T.」は宇宙人、「ジュラシック・パーク」は恐竜、そして今回
は本当の馬を主役に使って徐々にスピード感を上げながら観客をぐんぐん引きつける迫力は、やはり
「スティーヴン・スピルバーグ」の映画だと思いました。
犬についで馬は人間に従順であり、かつ知能にすぐれているからこそ、このようにすばらいしい演技
ができるのではないでしょうか。映画の中でははげしい戦争の中、懸命に生き抜こうとする馬の情景
を過酷でありながら美しく描かれていたので非常に感銘をうけました。
写真撮影を趣味にする私にとって、クライマックスの夕焼けをバックに丘を進むシルエット、丘を下りて
くる姿、そして間近に迫った主人公の馬の目の美しさが今もまぶたに残っています。