素材をいかにデザインするかについての考え方について
新鮮な素材は なにも手を加えないで素材の良さを味わえる
デザインもまさに 同じ事が言えます
手を加え過ぎると素材の良さをころしてしまう事も多い
また素材には組み合わせにより互いがいっそう引き立つ物もある
デザインは最終的な見せ方つまりレイアウトの善し悪しがポイントでもある
せっかくの良い素材もお皿や盛りつけの仕方によって
良さが消されて だいなしになってしまう時も多い
デザインする際 見た事も無い新鮮な素材を一生懸命探しまくる時と
ごくごく普通にある素材をなんとか使いこなすよう努力する時がある
まったく逆方向の考え方を持ち しかも同時進行で考える事も重要なことです
みんなが見た事も無い珍しい素材を手に入れるのは非情に難しい
だからこそ出会った時は一気にデザイン処理はシンプルな物で良いでしょう
それとは逆にみなれた物を いかに新鮮・魅力的に感じさせるかは
まさにアイディア次第です そのためには
日頃みなれたモチーフを様々な角度から観察する
モチーフを切ったっり 曲げたり 潰したり 増やしてみたり
色を変えたり とにかく思いつく限りのアイディアを試してみます
アイディアを刺激するためには 常識が大きく関わってきます
常識とはまさに一般的な基準や考え方です
この基準を基にもっと大きくしたらどうだろう
もっと小さくしたらどうだろう等と常識ラインを基本軸に
アイディアの振り幅を加減することで
いわゆる常識はずれのおもしろい表現が生まれてきます