フジテレビ系で昨年7月28、29日に放送された「FNS27時間テレビ」で、孫悟空に扮した香取慎吾が、震災被害者にリンゴを贈る活動をしていた秋田県の美容院経営女性にサプライズを仕掛ける場面が放送された。
J-CASTニュース : 「人間の尊厳を傷つけかねない」 フジ「江原」番組をBPO「断罪」
http://www.j-cast.com/2008/01/21015791.html
東北の美容院経営の女性が被災者にリンゴを贈る活動を取り上げた上で、江原氏が「突然」登場し、「女性の亡き父」からのメッセージとして女性の活動を「美容院経営をおそろかにしているもの」との趣旨などで批判的に取り上げた。放送後に女性は同局に抗議した。
民放とNHKでつくる「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は2008年1月21日、フジテレビの番組内で「スピリチュアル・カウンセラー」江原啓之さんが登場した企画の一部内容について「制作上の倫理に反するものと判断する」とした委員会決定意見を発表した。検証委は「一方的に『スピリチュアル』といった非科学的なカウンセリングを押し付けていいものか」とも問題点を指摘した。
まーほんとこの番組はオカルト云々以前に、ヤラセ全開でそりゃもう酷かったらしい。偽りの出演目的を告げて騙してつれてきた女性にヤラセ感動シーンの強要つーか切り貼り編集で有りもしないシーンを捏造。これに加えての江原の発言だった。
明らかに民放連の放送基準54条
占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない。
現代人の良識から見て非科学的な迷信や、これに類する人相、手相、骨相、印相、家相、墓相、風水、運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを肯定的に取り扱わない。ただし、伝説を取り上げるのはさしつかえないが、その場合、誤解のないように注意する。
に違反しているわけだが(これについては細木和子の番組も問題とされている)、江原はフジのせいにするし、フジも反省する様子すらない。なぜか。それは大多数の視聴者はこんなことを知らないか、若しくは知っても怒らないから。
テレビで繰り返しオカルト情報を流すというのは如何に影響力が大きいことか、この事件が問題にならないこと、それ自体が良く示している。
第9回放送倫理検証委員会 議事概要
http://www.bpo.gr.jp/kensyo/giji/giji-9.html
江原の番組のほかに、テレビ朝日のマクドナルド現役社員捏造、光市事件での弁護団に対する一方的批判、坂出事件での犯人決め付け等が話し合われたようだ。
坂出の事件で、みのもんたの発言が問題になっているが、みのって、別のあの事件に限らず、毎朝問題発言してるような。いやまぁ毎朝は見てないけど、見ると必ずとんでもない誤解を言ってるから。社会問題が理解出来ないなら「分からない」と言えばいいのに、あふぉ面してればウケるクイズ番組の司会と一緒くたにされては困る。
そういえば、例のセックル教団、DVDの販売中止してるじゃん。摘発を恐れたのか?
頭痛くなってきた・・・・ 白装束の「セッ○ス教団」 リトル・ペブル同宿会:Birth of Blues
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/50479130.html
取材する記者の前でいきなりやり始めたそうです。お手手とお手手を合わせて幸せそうですね。
あ、そうそう。オカルトへの耐性は理性ではない。論理的判断力は、カルト教団に対しての有効な防御手段ではない。
じゃあどうすんの?って言われたって、まぁ近付かないことですとしか言えない。
ただし、意志のコントロールについて特別のトレーニングを受ければ、ある局面では有効だろう。別の局面ではかえって危ないかも。このあたりはもっと考えてみる必要がありそうだ。