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日本のコンテンツ産業育成

2015-04-14 14:41:20 | essay
下のPDF、随分前の物なんですが、今更読み返してて思うんですが、韓国はメディア戦略で本当に成功していますね。
特に米国におけるプレゼンスは10年前とは比べものになりません。
これは素晴らしい成果です。

"The Walking Dead"っていうゾンビものの米国ドラマがあるんですが、ヒュンダイの車が出てくるだけじゃなく、主要メンバーに韓国系の若者が出てきます。
これが本当にイイ奴で、友達になりたい奴ナンバーワンって感じの好青年なんですね。
映像作品で好印象を与えるというのは非常に効果が大きいと思います。
その昔、NHKの「おしん」が海外で大人気となり、日本や日本人に対する好感度や親しみが増したということがありましたが、間違いなく韓国はこの事例を意識していると思われます。
(おしんは人身売買的な内容なんですが、貧しかった記憶のある国では「そうそう、そういう悲劇があったんだよね」と受け入れられるんでしょうかね?)

日本もかつては魅力有るコンテンツで成功していたのですが、最近はアニメばかり。
アニメも経済的な効果はありますが、海外の一般人に広く訴求する効果はありませんし、アニメは世界がアニメの中だけで完結してしまうという宿命的な限界もあります。
もっと総合的なメディア戦略が必要ですが、やはり効果が大きいのは映像と音楽。
ヒュンダイのハリウッドへの投資や10年単位で育てたK-POP等の成功を素直に見習うべきでしょう。
最近の韓国女性アイドルのストリッパーのようなダンスは真似しなくてもいいとは思いますが、国家戦略から具体的な養成へのアプローチなんかは大いに参考になるでしょう。
因みに音楽分野で行くなら、ポップスよりももっとコンテンポラリーや伝統的なもののMixなどの路線で行った方が良いと思います。

※PDF
平成23年度クール・ジャパン戦略推進事業 (クリエイティブ産業の海外展開強化に向けた総合的基盤整備事業) - 011_s02_00.pdf
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seisan/cool_japan/pdf/011_s02_00.pdf




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