国家間の紛争・戦争。
それは弱者たる人間が作り出した国家における惨劇でもある。
おそらく日清・日露戦争までは、戦争反対なんていう奴はほとんどいなかった筈。報道規制なんかしなくても新聞は賛美一色だったし。
そうした国民が翼賛体制を作り出し、議会制民主主義を骨抜きにしたんだと思う。
勝った後の時代(日清戦争以後)はイケイケになりやすいし、負けた後(今)はやたら自己否定に走りやすい。
どっちも思考停止という意味で同じなんだ。
だから大衆はもっと賢くなって、議員が当選してからアホだアホだというのではなく、当選させないようにしなきゃね。
族議員が当選するのは、バックの団体・企業のおかげだけど、そんな組織票入れてる人には良く考えてもらいたい。
短期的には自分達の利益になるかもしれない。いや、なったかもしれない。しかし、それが常態化した今、トータルで本当に得してるのかどうか、かなり疑問だ。
各々が自らの利益だけを目指して行動すると、得られる利益の総和は減少する。常態化すれば尚更だ。歪んだ国家の生み出す利益は減少し続ける。
もちろん金銭もそうだが、ここはリソース全般に視野を広げてもらいたい。技術、時間、そして文化や安らぎ、これらはどれも人間個人を豊かにするものだ。
真っ当で立派な国家を作り上げることこそ、我々国民にとって、最も利益となることではないのか。
よくよく、国全体の未来を考えないと、いつのまにか袋小路に入り込んでいるかもしれない。
政治家にビジョンを求めるなら、国民も国の将来を具体的に考えよう。
官僚や学者出身を除いて、ほとんどの国会議員、特に当選2回以下までは、立法や行政のことなんてロクに知らない。本当にびっくりする位知らない。そんな国会議員に騙されるような情けない国民にはなりたくないじゃないか。
ついでに。
これを読んで「青いなぁ。」と小馬鹿にする人がいることは想像に難くない。でもね、そういう人は、「青く」ならなきゃダメだよ。
本当に追い求めなきゃいけないものから逃げてはダメだよ。