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Zinc log

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カーボンインク プラチナ萬年筆

2006-10-26 09:49:50 | stationery
Zinc log - Zn30: カーボンペン プラチナ萬年筆



上の記事でプラチナのカーボンインクについて触れたのだが、このインクはカートリッジだけではなくインク瓶の形でも販売されているので購入してみた。


で、このインクをどのペンで使うのかだが、幾ら「超微粒子カーボン」といっても乾いてしまえばどうしようもない代物なので高級万年筆には入れられない。そこで伊東屋にて販売されていた佐瀬工業所のガラスペンを使ってみた。細字のカーボンペンを使用したときと比べると、筆跡がさらに黒々とし、まさにカーボンが紙面にべっとりという印象。


現在はダイソーで販売されているセーラーのインクペンに入れて試用中。このペンは樹脂製キャップの密閉性が高いので、2~3日は使用せずとも問題無いようだ。カートリッジ式なのでスポイトを使ってカートリッジにインクを補充する。スポイト内面はカーボンでかなり汚れる。水洗いしても落ちないので注射器は使用しない方が良いだろう。


プラチナ カーボンインクBLACK INKC-1500#1 ブラック 60cc




カーボンペン プラチナ萬年筆

2006-09-14 13:56:14 | stationery
万年筆は色々あるけど、大のクリップ嫌いとしてはデスクペンが欲しいなぁ、それも安い奴、あの事務的でありつつも優美な姿が良いのだな、と思いつつ、一体何本のペンにインクを入れるつもりかと戒め、千円札一枚の誘惑に耐えてきた。


しかし、そんな我慢が続く筈も無く、プラチナ萬年筆のカーボンペン(CARBON PEN)(DP-800S)を買ってみた。


一般に万年筆のインクは染料系であり、水や光に大変弱い。BB(ブルーブラック)と呼ばれるインクなどは耐水性を高めてある場合が多いのだが、限界がある(メーカーによっては黒や青のインクに耐水性を持たせる場合もある)。やりすぎるとインクがペンに詰まってしまう可能性があるからだ。万年筆はデリケートな筆記具でかつ簡単には使い捨てにしないのが通常であるから尚更だ。暫く使わないでいたらペン先やペン芯付近にインクが固まっていた、なんていうことはこれまでのインクでもあった。


このカーボンペンは外見は通常のデスクペン(机上用の万年筆)なのだが、適応カートリッジに特色があり、顔料系のインクカートリッジ(SPC-200)を使用する。墨汁のようなインクで、「超微粒子カーボン」によって黒々とした文字を書くことが出来る。


試し書きしてみると、ペン先のペナペナ感は否めない。ただ、別売りのインクカートリッジ4本込みで実売1000円未満の安ペンにしては上出来だろう。極細のペン先から流れる線は、白い紙にくっきりと浮かび非常に気持ちよい。極細ならではの愉しみといえる。思わず手書きの出納帳など作成してみたくなるこのカーボンペン、ゲルインキボールペン愛好家にもお薦めだ。


なお、同じ様なコンセプトのインクは他メーカーからも発売されている。セーラー万年筆の極黒などがそれだ。




日付印(デートスタンパー)に関する憂鬱

2006-07-31 18:26:43 | stationery
GTD始めた人なんかはカードの右肩に日付を書き込むと思うが、日付という書く内容も作業自体も定型的なので、これには浸透印タイプの日付印を用いるのが良い。仕事術やなんかの恐ろしいところは、その方法論を考えたり、実践のために準備したり、その辺りに過大なリソースを捧げてしまう事(こういうのをProductivity pornと呼ぶらしい)だが、日付をポンポンと何も考えずにスタンプできるというのは結構大きいのではないか。

で、浸透印といえばシャチハタ印な訳だが、これが結構寒い商品ラインナップなようで、日付スタンプに使える浸透印は2種類しかない。





まぁ大抵の人にはこれで充分なのかもしれない。

しかし、ちょっと待って欲しい。

欧文日付においては、1~9月は一桁で二桁分のスペースとなっている。これが気持ち悪い。たまらなく気持ち悪い。なんで01~09としてくれないのか。百歩譲って一桁で済ませるにしても、せめて桁を揃えて欲しい。

おまけに、どうも月の表示と日の表示で幅が異なるようだ。上記シャチハタサイトの印字見本は、月が一桁で日が二桁のものだ。確かにこれだけを見るとさほど違和感は無いのだが、11月11日などは同じ11なのに幅が大きく異なるというおかしなことになるのではないか。これについては手元に現物が無いので確認していないが、同サイトの「印字ベルトの内容」からそのように推測した。

かといって欧文6連で060731などとやってしまうと見栄えは良いが大幅に識別性を損なってしまう。

小学校の頃からずっと違和感を抱えていたのは俺だけだろうか?


という訳で、シャチハタさんには、

2006-07-31

または

2006-07-31-Mon

という感じで印面を作成して頂きたい。

全ての数字を同サイズ・等幅で、全ての数字と数字の間は等間隔で配置して欲しい。

また年月日等の区切りにはハイフンを使用して欲しい。ピリオドよりも幅を取ってしまう事は承知だが、見やすい。日付印の都合より、印字内容の都合を優先させるべきだ。


とまぁ、すっかりpornな訳だが、そこはそれ、あれはあそこ。


日付の表記に関するノート





鉛筆彫刻 Pencil Carving

2006-05-12 18:46:03 | stationery
鉛筆作りといえば何と言っても三菱鉛筆であり、その製品は世界随一の品質を誇る。(最近は広く知られるようになったようだが、三菱鉛筆と財閥三菱は全く無関係である。)他にも日本には優秀な鉛筆メーカーがあって、我々は、こと鉛筆に関しては非常に恵まれた環境にいると言える。

鉛筆の魅力には色々あるが、やはり木の感触と香りは外せないだろう。鉛筆削りの魅力も、木の温かみから来ているのだと思う。

木の柔らかさを指先で感じる。木の香りを胸に吸い込む。心地よい抵抗を感じる指先のリズムにあわせて木の削れる音を楽しむ。一通り削り終えた円錐や六角錐の先端部に僅かな修正を加える。見て愉しむ。

削ってしまったものは元に戻らないというやり直しのきかない適度な緊張感がある一方で、鉛筆の持つ素朴さは己の感覚に直接訴えかける。こんな素晴らしい快楽を捨ててしまうのは余りにも勿体無いので、俺はいつも肥後守でシャッシャッシャッとやっている。

俺は変態だろうか。

そんな訳で、鉛筆を感覚で楽しむ人は(きっと!)少なからずいらっしゃるとは思うのだが、ここまでやってしまうとは。


鉛筆彫刻 Pencil Carving



自分で削ったなら一生飾っておきたくなるな。

チェーンソーなどを使ったカーヴィングというのもよくあるが、あれはあんまり好きではない。



Bookmarker 栞(しおり)

2006-05-10 05:30:00 | stationery
05/07に某所で購入したブックマーカー。上代1000円。

同じ店で買った磁性を帯びた火成岩の指輪にくっ付くので金属製のようだ。

ブックマーカー

都合により携帯で撮影したものを補正したので色の再現性が悪く残念。

共にアーリーアメリカンに因んだ図柄だが、下のものはフルートを吹いている人らしい。



因みに上代(じょうだい)は販売価格のことで、慣習上、消費税・地方消費税は含まないものとして用いられてきた。そもそもが業界用語なので、総額表示が義務付けられた今でも変わらないようだがどうなるか。下代(げだい)は仕入れ値(卸値)。

上代という言葉は文学史で主として奈良時代を指す言葉として用いられる。転じて単に昔のことを指すこともあるようだ。そのためか、MS-IMEでは上代のみ変換出来る。流通用語として登録されているのではないのだろう。